男の和服着物の四季イベント・行事 男着物のお出掛けレポート

【男の和服着物の着付け会】着物初心者さんが体験した内容と利点は?

更新日:

和服着物の初心者の方は「着たい」から、実際に外で「着る」までの道のりが長いです。

第一のハードルは「和服着物を手に入れる事」ですが、

第二のハードルは「和服着物を着て外に出る事」です。

この二つのハードルを越える最良の選択が、

「着物着付け会に参加する事」

です。

今回は和服着物の初心者さんに、実際の着付け練習をして頂きました。

ご本人の感想付きなので、イメージしやすいと思います。

それでは見ていきましょう。

 

ライン@のアカウント変更しました!(2021年2月13日)

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文化
やっぱり、体験された方の意見は参考になりますよね

1、 サンプル

男の和服着物、着付け会、初心者さん

名前:ひさしさん

性別:男性

年齢:40代

身長:180㎝前後

着物歴:無し(周りに着物好きな女性あり)

時間:2時間半

和服着物の有無:無し

 

ご本人は和文化に興味をお持ちで、最近着てみたいと思っていたとの事。

ただ、和服着物をお持ちではなかったので、こちらがお対(おつい⇒羽織と着物が同じ生地で作った物)の紬(つむぎ⇒手で紡いだ絹糸を使用した生地。カジュアル地)をご用意しました。

2、着付けの進め方

ヒアリング

男の和服着物、ヒアリング、チェック、コンサル、学習、

・まずはご挨拶をしてから、着付けをするにあたっての情報収集です。

ご本人の和服経験、知識を確認し、ご希望から今回の目的を明確にします。

今回は、普段のお出掛けなどで気軽に着たいとの事でしたので、

袴(はかま⇒着物版のズボンのような物)や羽織(はおり⇒着物版ジャケットのような物)は無しにして、

基本の「着流し(きながし⇒羽織を着ない姿。カジュアル風)スタイル」を着る事が目標になりました。

基本講習(座学)

男の和服着物、教育、教える、コンサル

・男の和服着物の本を見て頂き、大まかなTPOを説明します。

これにより、今から着る着物スタイルの立ち位置を把握して頂きます。

関連記事>>【男の和服着物の種類と格の見分け方】図解で解説!6つのシーン

また、必要なアイテム(小物、下着)も確認します。⇓

実習(帯結び前まで)

肌襦袢

・実際に用意した着物を着ていきます。

 

褌(ふんどし⇒男性用の着物下着)の使い方から順番に

ふんどし、男の和服着物、下着、和装、越中、

 

補正(ほせい⇒着物を着る際に邪魔になる腰の凹凸を平らにするグッズ。またはお腹のボリュームを上げる物。)

男の和服着物 腰パッド 、補正、 着付け 

 

足袋(たび⇒和服用の靴下)

男の和服着物、足袋、和装靴下、紺、

 

長襦袢(ながしゅばん⇒長着の下に着る着物)

男の和服着物、長襦袢、下着、和装

 

長着(ながぎ⇒着物の事)

男の和服着物、長着、和装、小袖

まで一緒になってやります。

関連記事>>【男の和服着物の着方】6つの着付けから3つの裏技までを大公開!!

実習(帯結び2種類)

・男性の角帯を用意しましたので、よく使う2つの結びを練習しました。

貝の口

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非常によく使う結びで、最初に習う事が多い基本の結びです。

貝の形で手先がたれ先より少し長めになると決まりやすいです。

結び目を背縫い(せぬい⇒背中の真っすぐの縫い目)から左右少しずらすのがポイントです。

片ばさみ

男の和服着物、男の帯結び 片ばさみ 和服着物

実用度で一番おすすめの結びです。

男性の代表的な帯結びで唯一、椅子にもたれても崩れない(結び目に凹凸が無いから)形です。

手先とたれ先がハの字になりますが、それぞれ長くなりすぎないようにします。

こちらは貝の口と違い、背縫いから左右ずらす必要はありません。

関連記事>>【男の和服着物の帯結び】最大の難所を乗り越えるポイント解説!

ポイントとコツ

一通り着付け実習が終わりましたら、

着姿の4ポイントを確認します。

衿元

・半衿{はんえり⇒長襦袢(ながじゅばん⇒長着の下に着る着物)の衿}が人差し指分出ているか。

・短すぎないか。先細り(裾が細くなる)になっているか。

帯位置(帯周り)

・帯位置が高すぎない、低すぎないか。帯周りにしわが寄っていないか。

帯結び

男の帯結び 貝の口 和服着物

・形が決まっているか。緩んでいないか。

しぐさと動き対策(トイレの仕方を含む)

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・お出掛けをメインに考えてらっしゃるので、

洋服とは違った和服着物ならではの動き、しぐさをお伝えしました。

また、必ず困るトイレの仕方も実演し、最後に着崩れの直し方をやりました。

関連記事>>【男の和服着物の生活で気を付けるポイント】トイレはどうする?

たたみ方

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・一度しっかり覚えておかないと「着なくなる要因」になります。

本畳み(ほんだたみ)と呼ばれる正式なたたみ方を一緒にやりました。

これで浴衣を着た際にも困らないと思います。

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関連記事>>【男の和服着物の簡単な畳み方】時間ない方必見!プロ御用達の2種類

今後のアドバイス(浴衣選び)

男の和服着物、浴衣、帯

・ご本人がまずは浴衣から始めるとの事でしたので、

浴衣の選び方

サイズ

必要な小物

金額相場

おすすめ購入時期

をお伝えしました。

3、 感想

ひさしさん

「20代の頃は全く興味がなかったですが、最近になり和の文化に惹かれています。

今回、和服着物を着ようと思ったのもその影響だと思います。

周りには女性で着物を着る子もいますし、着てみたいとは思っていましたが

なかなかタイミングも無く、今回の着付け会をきっかけにしたいと思い参加しました。

他の着付け会は、呉服屋さんがやっている事もあり、売りつけられそうで不安でしたし

男性で参加する人は珍しい印象です。

カジュアルなお出掛けが目的なので、(着付け会が)内容的に沢山あり少し大変でしたが

自分の着姿が見れて楽しかったです。実際に着ると動きの制限などがわかったので

まずは『浴衣でお出掛け』から初めてみます。

(要約しております)

4、まとめ

ご本人が分かったこととして

・着付け会が(購入とお出掛けの)きっかけになる

・普通の着付け教室は主に女性を対象にしている。

 

利点として、

・着物をプライベートでも着るキッカケになる

・着物を持ってなくても着られる

・一通り覚えられる。

・自分の着姿を見られる。

・動きにくさや、洋服との違いを実感できる。

 

以上 和服着物の着付け会でした。

初めの一歩を踏み出した方の意見です。

ぜひ参考にしてください。

参加されると「和服を着るきっかけ」だけでなく

「経験値」が格段にアップしますよ。

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文化
初心者さんは「お茶飲み会兼着付け会」のように気軽に集まれる会で体験されるとハードル低いですよ

文化bunka◉着物モッズ【独創的な男の和服着物の研究家】




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