和服着物modsモッズとは、私がつくった造語です。通称:着物モッズです。

そもそも、なぜモッズなのかお話ししていきます。
MODS(モッズ)とは、50年代後半から始まったイギリス発祥のストリートファッションです。
「モダンである事」を標榜した中流労働者階級の若い男性が作り出しました。
ビートルズというバンドをイメージされると分かりやすいと思います。
戦争が終わり、好景気のおかげでお金に恵まれた若者たちが、
その当時一般的な上の世代の生き方を毛嫌いし、
より洗練された生き方を求めた結果と言えます。
MODSには、大きく分けて3つのスタイルがあります。
1、ドレッシーモッズ(ハイギア)
オーダーのイタリアンスーツを着こなした、比較的フォーマルドレス系のモッズ。
2、スクーターモッズ
ベスパなどのイタリアンスクーターに乗ったモッズらしいモッズ。
スクーター様に、ファッションを最適化していき、カジュアルも取り入れていきます。
3。カジュアルモッズ(ローギア)
スポーティーなモッズ。既製服も着こなすカジュアルなモッズ。
ライフスタイルに合わせ服装様式が整っていき、
その時代に合った生活様式も作り出し実践していきます。
当時、お洒落が好きだった高校生の私には、理想に近い人たちで、とても共感したのを覚えています。
その数年後、私は江戸時代の人たちのファッションにも共感するのでした。
和服着物とは、日本で長らく着られてきた伝統衣装です。
主にワンピース型になっており、外見、装い方も洋服の様式とは異なっています。
多くの方にとって、時代劇のイメージだけが残っており、過去の産物に近いのではないでしょうか?
しかし江戸時代、和服着物にはファッションが息づいていました。
その中心が「町人(ちょうにん)」と呼ばれる民衆でした。
町人たちは、世界的にも珍しい約250年間の平和の中で歌舞伎(かぶき)、茶人風、火消し、文金風(ぶんきんふう→髷のトレンド)、粋など新しいスタイルを次々に産み出していきました。
この二つに共通するのは時代の変化に対応し、新しいスタイルと生き方を実践する姿勢です。
私はお洒落な人が好きです。
今、お洒落を実践している方の大半は、望む望まないに関わらず「洋服ベース」です。
お洒落な選択肢として和服着物もあってよいですし、独自進化を遂げた和服は洋服ではカバー出来ないお洒落手法を持っています。
装いの選択肢を持った男性をより数多く生み出したいと思い、和服着物modsモッズというスタイルを思いつきました。
和服着物modsモッズは、洋服でお洒落な男性が和服においても〝同じレベルのお洒落”が出来る方法論です。
この学校を通して、「和服着物modsモッズの魅力的な生活を実践する方々」を数多く生み出していきたいと思います。
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文化bunka【男の裏着物の研究家】