【和服着物modsモッズとは?】不可解な名前の理由と信念!!

男の和服着物modsモッズとは、私がつくった造語です。通称:着物モッズです。

 

着物(和服ファッション)モッズ(洋服ファッション)をMIXする

着物(和風ファッション)モッズ化(modern:現代化)する

 

2つの意味を持ちます。

 

 

文化
「和服でモッズがやりたいという」コンセプトから作った言葉ですが、

そもそも、なぜモッズなのかお話ししていきます。

 

結論

・なぜモッズなのか?→ イギリスのストリートスタイルモッズ達と、江戸の男達が似ていると感じたから。

・なぜ和服着物なのか?→ 和服と着物はそもそも違う物という信念があるから。

・和服着物モッズは和風の割合(%)でスタイルが4つに分かれる。【和風モダン】というジャンルになる。

 

 

1、モッズmodsとは何か?

モッズ(mods)とは、50年代後半から始まったイギリス発祥のストリートファッションです。

「モダンである事」を標榜した中流労働者階級の若い男性が作り出しました。

ビートルズというバンドをイメージされると分かりやすいと思います。

戦争が終わり、好景気のおかげでお金に恵まれた若者たちが、

その当時一般的な上の世代の生き方を毛嫌いし、

より洗練された生き方を求めた結果と言えます。

MODSには、大きく分けて3つのスタイルがあります。

 

1、ドレッシーモッズ(ハイギア)

オーダーのイタリアンスーツを着こなした、比較的フォーマルドレス系のモッズ。

 

2、スクーターモッズ

ベスパなどのイタリアンスクーターに乗ったモッズらしいモッズ。

スクーター様に、ファッションを最適化していき、カジュアルも取り入れていきます。

 

3、カジュアルモッズ(ローギア)

スポーティーなモッズ。既製服も着こなすカジュアルなモッズ。

 

ライフスタイルに合わせ服装様式が整っていき、

その時代に合った生活様式も作り出し実践していきます。

 

当時、お洒落が好きだった高校生の私には理想に近い人たちで、とても共感したのを覚えています。

その数年後、私は江戸時代の人たちのファッションにも共感するのでした。

2、「和服」と「着物」はそもそも別の物

1、着物とは何か?

着物とは、日本で長らく着られてきた伝統衣装です。

主にワンピース型になっており外見、装い方も洋服の様式とは異なっています。

多くの方にとって時代劇のイメージだけが残っており、過去の産物に近いのではないでしょうか?

しかし江戸時代、着物にはファッションが息づいていました。

その中心が「町人(ちょうにん)」と呼ばれる民衆でした。

町人たちは世界的にも珍しい約250年間の平和の中で歌舞伎(かぶき)、茶人風、火消し、文金風(ぶんきんふう→髷のトレンド)、「粋(いき)」など新しいスタイルを次々に産み出していきました。

 

2、和服とは何か?

一方、和服とは洋服に対して着物を呼ぶ際に使われ出しました。

明治時代には西洋の文化が入り込んできて、それらの服装文化を西洋服とした時点で、対(つい)の関係が成り立ちます。

当初は単純に着物の事でしたが、大正、昭和にかけ和様化された洋服なども登場します。

私個人の定義では、「和服」とは「和風が入った服(和様化された服装全般)」を指すとしています。

和服の中に着物も存在するわけですが、和服=「着物以外の和様化服」の意味合いが強いです。

 

3、モッズの男達と江戸時代の男達の共通点

さて、話を戻します。

なぜ和服着物モッズなのか?の1つの答えとして

「着物を自由に着こなす江戸の男達」と「50年代英国のモッズ達」に理想の男性像を感じたからです。

この二つに共通するのは時代の変化に対応し、新しいスタイルと生き方を実践する姿勢です。

 

 

私はお洒落な人が好きです。

今、お洒落を実践している方の大半は望む望まないに関わらず「洋服ベース」です。

お洒落な選択肢として和服や着物もあってよいですし、独自進化を遂げた和服着物は洋服ではカバー出来ないお洒落手法を持っています。

装いの選択肢(和服、着物、洋服)と新しい時代の男性像を持った方をより数多く生み出したいと思い、和服着物modsモッズを思いつきました。

和服着物modsモッズは「洋服との関係」「現代という時代、環境」を重視しており

お洒落好きな「学生当時の私(20歳前後)」が欲しいかったシステムを実現しました。

 

※ちなみに

学生時代の僕は

「和服も洋服のように気楽に着られれば良いのに」

という想いを秘めていました。

 

「気楽に」の正体は

・洋服(異文化)との組み合わせが出来る気楽さ

・(和服のにおいても)時代や用途を越えた組み合わせが出来る気楽さ

・手の届く金額で楽しめる気楽さ

・着付け不要で着用できる気楽さ

・現代的なデザインの気楽さ

・扱い(お手入れ含む)の気楽さ

です。

4、和服着物モッズの基本方針

1、ビジョンとミッション

ビジョン

服装に和風という選択肢を根付かせ、新しい男性像に心を満たす。洋服の様に着られる和服着物で街が溢れる

 

ミッション

今まで洋服を着てきた男性にもわかりやすく魅力をお伝えする。洋服との関係を再発見する。

 

 

2、原則と3つの柱

着物モッズの基本方針には以下のとおり、1つの原則と3つの柱があります。

↓↓↓

 

原則

「和服着物を洋服起点でお伝えする」

 

3つの柱

現代化

モッズの真骨頂。モダンであることを大切に。

対海外

和服着物は多様性の出会いを求める。国内だけでは生きられない。

ソフト重視

和服着物の周辺ソフトを重視。

 

これらは全て、洋服しか着たことがない現代の男性に向けています。

 

現代化

現代化とは時代に適応する意味ですが、

和装において、現代化とは洋服化のことです。

つまり洋服との組み合わせ、洋服からの着想ということです。

和服着物モッズでは、古典着物(着物に帯をしている昔ながらの正統和装)を洋服でいうところのスーツであると捉えています。

過去にカジュアルと言われようが、現代人にはあの形はハードルが高すぎます。

ワンピース型で帯を締める正統スタイルは、Tシャツとデニムしか着たことがない若者にとって、スーツ(背広)に挑戦するぐらいの難易度があります。

洋服化とは洋服が作り出したカジュアル概念を導入することでもあります。

対海外

和風の選択肢を根付かせるにあたって、2つの思いがあります。

・地球上の「服装の自由と多様性」を守る

・海外の動きと文化は吸収し、和風をアップデートすべき

前者は日本人以外の男性に提供するという意味

後者は日本以外の文化を吸収するという意味です。

ですので、必ず外に出なければいけません。

ソフト重視

現代において、男着物姿を見る事はほとんどありません。

ほぼ洋服を着ている時代ですので、着物に興味を持つきっかけはかなり少ないでしょう。

逆に、食や住まいなどには和風の選択肢が根付いています。

私は多くの男性に和服着物の魅力を伝えたいので、和服着物そのものと同じく「ソフト」も重視しています。

和服着物でお出かけする場所や、日本酒、和菓子、お香等の日本文化、和服着物を着ての習い事に旅行やおすすめ本。

着て何をするか?という事でもありますが、

そもそも和服着物に興味のない方に、少しでも興味を持って貰うキッカケと考えています。

3、スタイルの区分

和風を取り入れる服装ジャンルを【和風モダン】といいます。

男の和服着物モッズでは、

「和風」の割合(%)を重視しており、按配(あんばい→物事の具合)により4つのスタイルに分けております。

↓和風の割合は現在調整中です。

男の和服,メンズ着物,狐面,日本,裏着物,

男の和服,メンズ着物,狐面,日本,裏着物,

スタイル区分

・和風味スタイル(わふうみスタイル→和風10%〜30%)

・和味スタイル(わじスタイル→和風31%〜49%)

・超洋物MIX(ちょうようものみっくす→和風51%〜70%)

・洋物MIX(ようものみっくす→和風71%〜99%)

現代は洋服の時代ですので、

これら↑は洋服と和服の割合と捉えてください。

一般的な着物スタイルをここでは和風の割合が80%〜100%入った服装と定義しています。

 

わかりやすく、和風の割合による解説の【和風モダンシリーズ】と

主に一般的着物に特化した【着物シリーズ】を棲み分けしておりますが、

ぜひ、「【和風モダン】の中に一般的な着物スタイルがある事」を忘れないで欲しいです。

 

男の和服着物モッズスクール読者様の多くは和文化(伝統文化、着物、和食、日本史、アニメ、漫画)に興味をお持ちの男性ですが、

「着物を着ていない方(着たくない方含む)」、「着物を着ている方」と2グループに分かれており

前者を モボ(モダンボーイ→着物を着ていない方)

後者を ●衆(えんしゅう→着物を着ている方)

と呼んでおります。

 

男の和服着物モッズの大原則「洋服起点でお伝えする」に則り、より多くの男性に和服の魅力を伝えるため、沢山の入り口を用意してます。

モボ(モダンボーイ→着物を着ていない方)の貴方は和風味スタイル(わふうみスタイル和風10%〜30%)から、

●衆(えんしゅう→着物を着ている方)の貴方は洋物MIXスタイル(ようものみっくすスタイル→和風71%〜99%)から。

 

全く一般的な着物スタイルに興味のない男性は和風味スタイル(わふうみスタイル和風10%〜30%)だけ楽しめば良いですし、

逆の場合も、あえて和風味スタイル(わふうみスタイル和風10%〜30%)に挑戦する必要もありませんよ。

 

最後に、

中華、イギリス料理、フレンチ、ベトナム料理、メキシコ料理、韓国料理、イタリアン。

貴方は何料理が好みですか?

食文化は多様で自由な選択肢に溢れています。和食しか食べられない訳ではありません。

 

一方、服装には現在、多様で自由な選択肢があるでしょうか?

貴方が好きで着ているお洋服は、自由に選んだ結果でしょうか?

男の和服着物モッズは貴方の「服装の自由と多様性」を守ります。

ひょっとしたら、洋服100%以外に最適なスタイルがあるかもしれません。

 

貴方に和風の選択肢をご用意しますので、心地よい割合を探してください。

 

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今思えば、私は洋服が好きだったのではなく、服が好きだったかもしれません。

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