男着物のお出掛けレポート

【男の和服着物の四国】お遍路だけじゃない!藍染と絣王国の全てとは

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四国はお遍路で非常に有名です。

それだけではなく、メンズ着物において藍染という世界に誇る染色技術や夏の甚平などでお馴染みのしじら織など

無くてはならない重要地域です。

今回は、男の着物産地として、藍染、しじら織、伊予絣と3つに定め

実際に訪れてみました。

一緒に見ていきましょう。

文化
お急ぎの方へ

要点だけであれば、3.ポイントをご覧下さい

1.目的

徳島の阿波藍(あわあい→阿波は徳島地域の昔名)

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徳島で作られている藍染です。

1600年代位から始まり、現在は数える程しかないんだそうです。

藍染といえば徳島となり、全国区になりました。

 

阿波しじら織(あわしじらおり→阿波は徳島の昔名)

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同じく、徳島で作られる木綿の織物。

主に夏の織物で、元々「たたえ織」と言う物から

海部ハナ(かいふはな)という人が改良して作りました。

経糸(たていと→縦の糸)の張力差を利用して、独自のシボ(→凸凹)を出すのが特徴です。

夏の洋服地シアーサッカー地のような印象です。

甚平{じんべい→夏用作務衣(半袖半ズボン)}などによく使われます。

阿波しじら

愛媛の伊予絣(いよがすり)

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愛媛県松山市で作られる、日本3大絣(かすり→織りで模様表現する方法。他に福岡の久留米絣、広島の備後絣。)の1つです。

別名:松山絣

鍵谷カナ(かぎやかな)と言う人物が作り出しました。

当時は、農家の冬の副業として求められており普及しました。

明治に入り、生産量も増えました。

 

名物イベント

阿波踊り(あわおどり)

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毎年夏8月12日~15日に行われる盆踊りです。

日本三大盆踊り{他に秋田の西馬音内(にしもない)の盆踊り、岐阜の郡上(ぐじょう)踊り}の一つです。

関連記事 >>【男の和服着物の祭り】和装で夏の盆踊りから秋祭りまでの楽しみ方

念仏踊り(ねんぶつおどり)の原型だそうです。

詳細は不明です。

歴史は古く、1500年代から踊られているとも言われています。

男踊りと女踊りがあり、

男は半天か浴衣を着て踊り、足袋(たび→和装靴下)を履いています。

笛、三味線(しゃみせん→和風ギター?)、太鼓(たいこ)などを使い、2拍子のリズムを作ります。

「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ!踊る阿呆(あほう)に見る阿呆(あほう)、同じ阿呆(あほ)なら踊らな損損・・」という掛け声が有名です。

いくつかのグループがあり、一つのグループを連(れん)と言います。

基本動作があり、中腰になり手を動かし踊ります。

 

名物スポット

松山城(まつやまじょう)

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全国に12ヶ所残っている、現存12天守(げんぞん12てんしゅ→修復等しながら現在まで保存されているお城の事。他に姫路城、彦根城、犬山城、松本城、高知城、松江城、宇和島城、備中松山城、弘前城、丸亀城、丸岡城がある。)の一つです。

内部リンク

 

お城は山の上にあるので、ロープウェイかリフトで上がります。

断然、リフトがオススメです!

スキーのリフトに似ており、一人で座って上っていきます。

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春夏は風が気持ちいいです。

江戸時代

1602年、大名 加藤嘉明(かとうよしあき)によって作られました。

たびたび火事に遭いますが、木造で復元されています。

 

道後温泉(どうごおんせん)

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本館、飛鳥、椿。

愛媛県松山にある日本最古の温泉。

日本三古湯(にほんさんことう→兵庫の有馬温泉と和歌山の白浜温泉、または有馬温泉と福島のいわき湯本温泉。)の一つ。

とても古く、3000年の歴史を持つと言われ、神話や万葉集にも触れられています。

あの聖徳太子も来湯したとか(その時の記念碑文はまだ見つかっていません)。

夏目漱石の坊ちゃんでも有名。他にも明治の正岡子規。

現在、共同湯として3つあります。

・道後温泉本館

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入浴料は410円位。

営業時間6時~23時(22時30分まで)。

神の湯と呼ばれていて、一番古いです。

本館自体は明治時代に完成しました。

道後温泉のメインなので、皆が入りたいです。

行列が出来、混み合いがちです。

夜は打ち切りになったりします。

一時間に一回位、イベントとして2階がデジタル掛け軸のようになります。

工事中だと、1,2,3階のうち、1階の湯だけ入れるようです。

・椿の湯(つばきのゆ)

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入浴料400円位。

営業時間6時30分~23時(22時30分まで)。

1953年に新設されたとのこと。

キレイで天井も高く開放感があります。

感覚的に地元の方が多く利用されている印象です。

・道後温泉別館(飛鳥乃湯あすかのゆ)

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入浴料600円位。(2階大広間休憩付き1250円、2階個室休憩付き1650円、2階特別浴室+休憩付き1650円)

営業時間7時~22時(21時まで。但し、1階浴室は23時まで入れる)。

聖徳太子にあやかって、飛鳥時代をイメージした新しい温泉です。

2017年に、椿の湯の側でオープンしました。

外観がかっこいいです。

ここは、

1階が浴室で

2階に休憩部屋があり、チケットの金額によって大部屋、個室それぞれでお菓子の接待を受けられます。

特別浴室(皇室専用浴室を再現したもの)も2階にあるそうです。

私は個室でお茶を頂きましたが、

個室ごとに部屋のイメージが違って楽しいです。

浴衣(道後温泉では湯帳ユカタビラという浴衣の原形が借りられます。)に着替える事も出来ます。

※注意

皆さん休憩室を利用したいので、チケットを購入しても順番待ちになります。

早めに購入して、時間になったらTEL頂けるのでアーケードの散策などしましょう。

 

関連記事 >>【男の和服着物の温泉】和装旅行に最適?9つの効果と3つの楽しみ!

 

現地に伝わる伝説

白鷺伝説(しらさぎでんせつ)

昔、足を痛めた白鷺が毎日、流れ出る湯に足を浸していた。

すると、傷が完全に治り、元気に飛び立って行ったと。

それを見た人々が、真似て入浴すると

疲れが癒え、病が治ったという。

それ以来、盛んに利用するようになったとさ。

2.スケジュール

初日

徳島(阿波藍・阿波しじら織・阿波踊り)

11時

しじら織り工房見学。

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事前申し込みをすると、

一般の方でも有料で(確か1000円ほど)見学させて下さいます。

中の中まで全部見せていただけて感激です。

藍染の体験などもお願いするとさせて頂けます。

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中にはしじら織のショップも併設されており、しじらの甚平{じんべい→夏用作務衣(半袖半ズボン)}など目移りしてしまいます。

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関連記事 >>【男の和服着物の作務衣・甚平】初心者オススメ!2つの選び方とは?

 

13時

阿波藍会館(あわあいかいかん)

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レンタカーで向かいます。

昔、天皇一行も見学に訪れた貴重な場所です。

外観の印象に比べ、奥が広いです。

色々な体験ができるようです。ここの写真をアップする事が出来ないので、是非機会があればあなたの目で見てきて下さい。

15時

お遍路

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ついでなので

お遍路(おへんろ)の最初のお寺に伺いました。

徳島から始まるお遍路(おへんろ)は

四国八十八ヶ所とも呼ばれます。

平安時代から、四国は修験者の修業の道として有名で

空海もその一人でした。

空海亡き後、弟子たちが空海の足跡をたどって旅をしたのが始まりだと言われます。

通常、徒歩では平均40日程かかると言われます。

お寺にお参りしたら、御朱印(ごしゅいん→参拝者に向けて押印される印章の事。元は写経を納めた際の受付印だとか。)を貰う。
すべて回ると結願(けつがん)と言います。

毎年10万人~30万人位がいらっしゃるそうです。

 

本来のお遍路はどのお寺から始めても良いと言われますが、

お寺には1番から88番まであり、

私がお邪魔したのは1番、鳴門市の霊山寺(りょうぜんじ)です。

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こちらは非常に美しいお寺で

更にお遍路グッズがほとんど揃います。

いつか徒歩でお遍路に挑戦したいです。

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16時

阿波おどり会館

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徳島の中心部にある阿波おどり会館は

チケット制ですが、阿波おどり公演があります。

詳しくはHPでお調べ頂きたいですが、

昼、4回公演(11時、14時、15時、16時)

40分大人800円、小中学生400円

夜も20時にあるそうです。(料金変わります)

1階はお土産販売で

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2階が公演ホールです。

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体験コーナーもあります。

 

17時

高速道路で四国横断。

約3時間程走らせ四国の反対側である愛媛県へ。

 

20時

松山市でレンタカー返却しました。

そこから市電(しでん→市街地を走る路面電車)が直接、道後温泉まで約25分ほどで連れて行ってくれます。

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道後温泉駅の前は、まるで明治の世界です。

夏目漱石の「坊っちゃん(代表文学作)」を高校時代に読んでいて良かったです。

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21時

すぐにホテルから温泉へ。

本館はもう入れず。

飛鳥乃湯(あすかのゆ)に入りました。

コーヒー牛乳が冷え冷えで美味しいです。

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22時

ぶらぶら散策。

湯上がりにアーケードを浴衣+下駄で歩くと気持ちいいです。

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23時

遅い食事

せっかくなので、名物を食べたい!

愛媛といえば

鯛めしです!!

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しかも宇和島の鯛めし!

これが本当に美味しい!

ご飯もおかわりしちゃって。

あなたにも食べさせて上げたいぐらいです。

 

グルメ

鯛めし

松山式(まつやましき)と宇和島式(うわじましき)の2種類があります。

非常に美味しいです。

松山式(まつやましき)は炊き込みご飯に鯛の刺身がのせてある感じ。

宇和島式(うわじましき)は鯛の刺身を自分でご飯にのせて頂きます。

おつゆがとても美味しいです。

 

みかんジュース

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100%みかんジュースが街中で販売されてます。

つぶつぶが美味しくてゴクゴク飲めます。

駅前ではなんと、みかんジュース専門店さんがあり、楽しい。

 

25時

就寝

2日目

前半 松山・伊予絣(いよがすり)

9時

道後温泉本館

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朝風呂。

朝は流石に並ばないで入れました。

 

11時

伊予絣会館(いよがすりかいかん)

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市電(しでん→市営電車)に乗り

松山市にある日本三大絣(かすり→織りで模様表現する方法)の本拠地へ。

ミニショップといった感じですが、機織り機(はたおりき→織物作る機械)が置かれ職人さんが実演されています。

反物(たんもの→巻き物)なども購入できます。

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12時

松山城

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伊予絣会館の目の前が松山城です。

ここは絶対行っておきたい所です。

中は広くて、歴史を感じさせるお城でした。

山の上にあり、景色も最高です。

行き帰りは絶対リフトがオススメです。

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14時

子規の墓知識生碑

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松山駅の前にひっそりと立つ記念碑です。

なんか不思議です。

後半(道後温泉)

16時

正岡子規会館

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市電で道後温泉に戻り、

温泉近くの正岡子規会館に伺いました。

正岡子規に関する資料の見せ方が楽しい場所です。

人間性が面白いです。

 

18時

椿の湯(つばきのゆ)+飛鳥乃湯(あすかのゆ)

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汗かいたのでひと風呂浴びました。

さらに飛鳥乃湯(あすかのゆ)で順番待ちして、個室休憩も確保しました。

それがこちら。

白鷺伝説のお部屋でした。

涼しくて快適。

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20時

帰路

 

服装

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着物

甚平{じんべい→夏用作務衣(半袖半ズボン)}

紺しじら(和風シアーサッカー)

草履

グレー

足袋(たび→和装靴下)

赤色(夏用の半足袋)

Tシャツ

 

お遍路の服装

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着物

白装束(しろしょうぞく)
白衣(びゃくえ→白い着物)
背中に大師遍照金剛
と書かれている。

理由は、不明だが、
いつ行き別れても良いように死装束の意味という説も。
また、清潔な白を身につけるという説。

デニムなどのカジュアルはよく無いそう。
作務衣姿も見るが、本当は作務衣もよろしく無いそう。

帽子

菅笠(すげがさ)

頭を頭を守る為。

以下の文字が書かれている。

迷故三界域

情故十方空

本来無車西

何処有面北

同行二人

梵字が前になるようにかぶる。

巡礼では、脱がなくて良い。

 

金剛杖(こんごうつえ)

 

アクセ

輪袈裟(わげさ)

袈裟姿の略式で、

法衣(ほうい→僧尼の着る衣服)となる。

首から下げる。

※注意

食事、トイレでは外す。

3.ポイント

・四国の徳島、愛媛の松山は、男着物の産地で特に阿波藍(あわあい)、しじら織、伊予絣(いよがすり)は必見

四国の夏なら、阿波踊り、道後温泉、松山城。時間あれば、鳴門海峡の渦潮まで足を運んでみると良い

・お遍路(四国八十八ヶ所)の雰囲気も味わいたい。白装束には死装束の意味も

・特に、後半の道後温泉は行ってよかったと感じた

・自由に回るならレンタカー必須

・もし余裕があれば高知県(カツオが有名。龍馬関連がたまらない。袴に靴を履いた写真を撮ってみたい。銅像が立っている有名な浜辺がある。)にも足を伸ばしたい

 

以上男の和服着物の四国でした。

四国は楽しいです。

全てが美しく、さすが太平洋地域での魅力ある旅先世界ナンバー2だけあると思いました。

藍染は着物好きにとって永遠の憧れですので、一度機会があったら訪れてみたい所です。

文化
いつかお遍路も達成したいです

文化bunka【男の裏着物の研究家】




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