和服着物を着たいと思ってる方が、乗り越えなければいけないのが帯結びです。
「和服着物が着られる」というのは、
この「帯結びが出来る」を意味する場合があります。
しかし、安心してください。
男の和装で、多く使われる帯結びは3つです。
それも、女性物に比べると、非常にシンプルです。
それでは、見て行きましょう。
結論
・男の帯結びは3種類。そのうち1つだけ覚えれば良く、貝の口(かいのくち→別名:男結び)がオススメです
・これも難しく思われていますが、女性と比べ驚く程簡単です。
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基本知識
・角帯の結びを中心にお伝えします。
・主に3パターンあります。
・帯の位置的には前下がり、後ろ上がりです。
・痩せている方は前・後とも平行で。
・自身の前で帯結びをして、結び終わった後、背中に結び目を移動するやり方がオススメです。
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帯の位置確認
腰骨を通るように腰紐がきているか確認します。
帯位置は、それぞれの好みとしっくりくるポイントがあります。ご自身で探ってみましょう。
代表的結び方3点
貝の口
難易度★★★★☆
最も有名な結び方です。
これ一つだけでも覚えれば、和装生活が始められます。折り目が2枚重なって貝の口に似るのでこの名が付いたそうです
・左手に手先を持って(手先は縦に半分に折り細くします)、時計回りで自分の体に巻いていきます
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・3回目まで巻いたらたれを折り返し短くします
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・たれと手先を交差させ、一度結びます。(この時細い手先の上にたれが重なり結びます)
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・たれが上、手先が下になります
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・たれがまっすぐ縦のラインになるように一度します
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・続いて、たれを輪っか状にして、その輪っかに細い手先を入れ込みます
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・たれ、手先をひっぱって結びます
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・貝の口結びの完成です(その形のまま、時計回りで後ろに持っていきます)
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片ばさみ(かたばさみ)
難易度★★★☆☆
基本の貝の口結びでは飽き足らず、「椅子にもたれたい」という方向けの結びです。
和服着物を普段着としてお召しの方に一番人気が高い結びです。
帯の結び目のふくらみが無いのが特徴です。
・手先を35センチとり、胴に二巻き(細い方は三巻き)します
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・たれ先を35センチ程の長さにします(余分は最後の巻きの内側に入れ調整します)
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・手を下にしてひと結びします
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・たれ先を折り、巻いた帯の一枚下に差し込みます
・そのたれをしっかり引っ張り、形を整えます
⇩
・片ばさみ結びの完成です(その形のまま、時計回りで後ろに持っていきます)
浪人結び(ろうにんむすび)
難易度★★★★☆
一説によると、『浪人結び』は戦後間もない頃からの時代を代表する映画俳優の長谷川一夫が時代劇で結んだ形で前半は貝の口結びで後半は下になっている“手先”を上に折り戻して”タレ先”で挟み込んで片ばさみの様にする物です。
・手先を半分に折ります
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・手先を30cm程とって、胴に2回巻きます。(細い方は3回巻いてください)
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・たれ先を25cm程の長さにします。(余分な長さは折り返して、帯の内側に巻き付けます。)
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・手先を下、たれを上にして重ねます。
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・一度結びます
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・たれが上に垂直になるようにします
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・上にあるたれ先を下に向かって折り、帯の一枚下に差し込みます
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・そのたれの上の部分(輪っか部分)に手先を入れます
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・キュッと結びます
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・形を整えて完成です。(その形のまま、時計回りで後ろに持っていきます)
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ポイント
・貝の口結びは、結び目を中心よりズラす。他は中心に合わせて結びます。
・帯に結び癖がつくまで我慢しましょう
・最初は結んでいる内に帯位置が上がってきがちなので、押し下げるようにしましょう。
・何度も結んで、ご自身のベストな帯位置を見つけましょう。
結論
・男の帯結びは3種類。そのうち1つだけ覚えれば良く、貝の口(かいのくち→別名:男結び)がオススメです
・これも難しく思われていますが、女性と比べ驚く程簡単です。
お疲れ様でした。
以上、男の和服着物の帯結びでした。
慣れているか結び目で表現出来てしまうので、上手になるとより着姿がカッコよくなります。
自然に出来るぐらいトライしてみましょう。
文化bunka◉着物モッズ【独創的な男の和服着物の研究家】