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【男の和服着物の収納お手入れ大百科】脱いだらやる事、困ったらやる事

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和服着物モッズ初心者の皆さんはいずれ、絹物(絹100%の着物)を手に入れると思います。

木綿や、ポリエステルならそのままネットに入れて洗濯機ですが、

絹は、天然素材の中でも扱いが難しく、お手入れ(クリーニング等)において、洋服とは違い危険な場合があります。

では、毎度のお手入れはどうしたらよいか、詳しく解説していきますね。

 

文化
絹の扱いはハードルが高いので、必見です

お手入れ方法

 

脱いだら

 

脱いだ和服と帯を大きく振って、ほこりを払います(柔らかい毛のブラシがあれば〇)

ハンガーにかけて湿気を飛ばす(虫干し・・着物、帯の湿気をとり、虫の被害を防ぐ古くからの風習)

ポイント

・日陰の新鮮な空気が通る場所で行います。

・時間帯は、午前10時~午後2時までの間。その時間帯に片付けられると良いです。

・理想は定期的にですが、着用後の湿気取りだけでもOKです。

(この後、2日位で畳むのですが、袖の中に何か入れっぱなしではないか良く確認しましょう。)

 

確認

袖口、裾、衿などの汚れやすい場所を確認します

シミなどがあった場合、水溶性の汚れ(雨、水はね、しょうゆ、ジュースなど水溶性の物が原因の汚れ)か、油性の汚れ(化粧、ソース、皮脂など油性の物が原因の汚れ)か把握しておきます。

原因と程度によって、自分でケアするか、プロに頼むかを決定します。

 

お手入れする

 

ズバリ言います。

自分でケア出来るのは、初期の油性汚れです。

それ以外は危険がともないます。

例外的に、絹の半衿(はんえり)は水溶性汚れでもケアして良いです。

 

1、自分でケアする

長着(ながぎ)

油性汚れを見つけたら、揮発剤(きはつざい)を使ってケアします。

薬局などで販売しているベンジンを使います。(同じく薬局で買えるリグロインという薬剤の方が、効果的という情報もあります。)

 

白いタオルを敷く

汚れの箇所を広げる

たっぷりのベンジンをお皿に注ぐ

ガーゼにたっぷりベンジンを染み込ませる

汚れの箇所を大きく拭く

たっぷり薬剤を染み込ませて、叩く

下の白いタオルに汚れを移す

揮発剤(きはつざい)を飛ばす

汚れの程度により2、3回繰り返す

 

ポイント

・もし何か不具合が出た場合、プロに任せましょう。

 

帯、長襦袢(ながじゅばん)のお手入れ

帯は、基本表面の汚れをきつく絞ったタオルで拭くだけにします。

正絹(しょうけん⇒絹100%)の長襦袢(ながじゅばん)も長着(ながぎ)と同じく、油性汚れを見つけたら、汚れを移す手法を使います。

一部で、長襦袢(ながじゅばん)を手洗い出来ると言われる方もみえます。あくまで自己責任でお願いします。

 

小物の洗い

肌着、腰紐(こしひも)は、洗濯機で洗えてします。

 

足袋(たび)は、汚れやすい物なので、履いたらその都度洗濯しましょう。

男の和服着物では、主に紺、黒足袋を履くことが多いと思います。

紺、黒足袋は表に汚れが目立ちにくいですが、足の裏は白く汚れやすいです。

普通の洗濯で落ちない強い汚れは、足袋(たび)が濡れた状態で、固形石鹸をこすりつけ、歯ブラシかシューズ用のブラシでゴシゴシ洗いすると良いです。

 

テクニック

・重曹(大さじ一杯)と中性洗剤(適当少し)を溶かしたぬるま湯に一晩浸けおきした後洗うと良くとれます。

ポイント

・紺、黒足袋は色落ちするので、あまり表を洗いすぎると白っぽくなります。よっぽど表が汚れない限り、表をこすり洗いしない様にしましょう。

 

 

アイロンかけ

しわが気になる着物は、アイロンがけをしましょう。

基本、あて布(あてぬの⇒直接アイロンを当てない為の布)をしてアイロンですが、裏技があるのでお教えします。

これは有名な悉皆屋さんがおススメされている方法なのですが、

パイル地のタオルを「乾いた物」「濡れてきつく絞った物」2枚用意し、先に乾いたタオルをしわの上に乗せます。

そのタオルの上に、濡れたタオルを敷き、そこを高温のアイロンがけ(スチームなし)をします。

すると、濡れたタオルの水分が均一に生地へ伝わり、しわが戻ります。

最後に、濡れたタオルの水分がなくなるので、濡れタオルを取り乾いたタオルの上をアイロンがけしたら終わりです。

 

ポイント

・アイロンのスチーム機能は、水がこぼれたりするので、あまりおススメしません。

・低温アイロンはしわに効果がありませんので高温で。

・縫い目にきせ(縫い目が露出して見えない様に、生地の折り目を数ミリ付けて隠す事)があり、ぺちゃんこにしない。

・アイロンを直接生地に当てない。(生地がすれてテカリの要因になります)

 

 

 

 

2、プロに頼む。

悉皆(しっかい⇒着物に関する加工、お直し全般を受ける職人さん)・・感覚的にはクリーニング屋さんです。ただ、状態に合わせて発注する職人さんを選んだりと、プロデューサー的な役割をします。

ズバリおススメは近所のお手入れ専門店さんです。

専門知識が必要なので、詳しくお話が聴けるからです。

もし近所になければ、呉服屋さんに頼む事になります。

相談

まずは、お着物を持って相談に行きましょう。

予約しなくても大丈夫なようですが、先客がいると待たなければいけないので、事前にお電話しておくと良いです。

ここで着物を見て貰い、お手入れの方法を相談します。

 

加工と料金

しみ抜き・・手作業でシミを落とします。

大掛かりな作業ではないので気軽に行います。(古いシミは取れない事も多く、染め直しが必要な場合もあります)5千~1万円位。

丸洗い・・和服着物を糸解かずに揮発性の洗剤で洗うドライクリーニングの事です。7千~1万円位。

カビ取り・・丸洗い同様、糸を解かずに出来ます。

一般的なのは、初めにドライクリーニングをしたのち、溶剤とブラシ、ソープを使い手作業でカビを取ります。その後、オゾン消毒という流れです。1万~1万8千位。

汗抜き・・着物を解かずに部分洗いします。汗が染みている場所に水と洗剤をつけ、超音波機材を使います。8千~1万5千円位。

洗い張り・・和服着物を一度解き、パーツを一枚の反物(たんもの⇒巻物)に戻した上で水洗いします。

水で直接じゃぶじゃぶではなく、板の上に張り、水をかけ、刷毛で洗っていきます。通常、洗い張りをしたら、仕立て直しもセットにする方が多いので注意です。9千~1万5千円位。

仕立て直し・・反物(たんもの⇒巻物)状になった和服着物を縫い直しする事です。2万5千~4万5千円位。

染め替え・・染めて変える事です。和服着物の地色を薄い色から、濃い色へ変えることが出来ます。2万5千~5万円位。

ガード加工・・おススメ。和服着物を油汚れや水汚れから守る加工。繊維一本一本に撥水、撥油加工を施します。8千~1万5千円位。

 

収納方法

お手入れ後の着物、帯は畳紙(たとうし⇒着物を収納する紙で出来た物)収納します。

*ただし、ウールの着物は虫食いやすいので、別の場所に収納します。

 

次の2つのアイテムがあると便利です。

・桐のタンス

・着物キーパー{着物を収納する特殊なフィルムで出来た袋、畳紙(たとうし)のまま入れます}

防虫剤は絹物に関しては一種類に絞り、金銀箔のある着物に反応するので、特に気を付けるようにしましょう。

 

こぼれ話

草履は下駄箱にいれ、割りばしの上にのせ、裏の湿気を取る工夫をしましょう。

草履を購入時の箱に入れて長期間たつと、加水分解(かすいぶんかい)が起こり、かかとや底がボロボロになるので注意。

 

ポイント

ズバリ、

・お手入れのタイミングと頻度は、シーズンごとにお手入れ、シミが付くたびにしみ抜きと覚えておきましょう。(あくまで基本です。汚れの程度や、着用度に応じて対応します。)

・収納は、基本畳紙(たとうし⇒着物を入れる紙の入れ物)に入れ、桐タンス。無ければ着物キーパー(密閉出来る特殊な素材の袋)に入れましょう

・畳紙(たとうし)も長く使うと湿気を持つので、定期的(理想は一年に一回、乾燥する10月頃)に交換しましょう

・絹物は虫が付きにくいので、防虫剤は基本なしで。湿気でカビが生えるので、除湿系は入れておくと良いです

・日焼けも怖いので、収納場所が日の当たらない所で、クリアケースには入れない様にしましょう

 

 

以上、お手入れと収納方法でした。

このお手入れと収納が不明瞭なため、不安で正絹(しょうけん⇒絹100%)の和服着物にチャレンジ出来ない方も多いようです。

一通り頭に入れておきましょう。

 

お手入れで用意しておきたいアイテムは、

・ベンジンか、リグロイン

 

収納で用意しておきたいアイテムは、

・畳紙(たとうし)

・着物キーパー(桐タンスがあれば、越したことはないです)

です。

特にお手入れをいちいちプロに頼まなくて良くなれば、

和装のハードルは一段と低くなりますね。

安心して和服着物に挑戦してください。

文化
お手入れが最初心配なら、着物の端の方で試してみると良いでしょう

文化bunka 【男の和服着物の研究家】

 




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