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【男の和服着物の祝着・七五三・十三参り】お子さんの為の準備とは?

更新日:

あなたにはお子様・お孫様がいるかもしれません。

赤ちゃんが最初に経験するのが「宮参り(みやまいり)」という儀式です。

神様に生まれたばかりのお子様を紹介するもので「祝着(いわいぎ)」を着用(かぶせる?)します。

それを皮切りに成人するまでたくさんの儀式を経験します。

今回はお子様のお着物についてまとめていきたいと思います。

私(狐面)と一緒に見ていきましょう。

文化
お急ぎの方へ

要点だけであれば3.ポイントをご覧下さい

1. 基本的な儀式

宮参り(みやまいり)

意味

神様に生まれたてのお子様を紹介します。

赤ちゃんが氏神様(うじがみさま→地域の神)に初めてお会いし氏子(うじこ→氏神を信仰する者)になる行事です。

簡単に言うと、その土地の一員になったことを神様に認めてもらう儀式です。

0歳

対象

男の子・女の子

 

時期

生後一か月程

男の子は32日目、女の子は33日目と言われますが、地域性が多くあります。

七五三(しちごさん)

意味

(それぞれに意味がありますが)基本的にお子様の成長を祝う儀式です。

3歳、5歳、7歳に行う行事です。

3歳、7歳は女の子。5歳は主に男の子の行事と言われます。

室町時代から行われていたようで、江戸時代に民衆に定着したそうです。

11月15日に行うことが多いです。

3歳

対象

主に女の子

 

意味

髪置きの儀(かみおきのぎ)

子供の髪を剃るのを止める儀式(昔は幼い子どもの髪を剃る習慣があった)です。

これ以降、前髪を伸ばし始めます。

 

時期

数え年(満年齢で2歳になる年)3歳の11月15日前後

5歳

対象

主に男の子

 

意味

袴儀(はかまぎ)

男の子が初めて袴を着る儀式です。

 

時期

数え年(満年齢で4歳になる年)5歳の11月15日前後

7歳

対象

主に女の子

 

意味

帯解きの儀(おびときのぎ)

女の子が初めて大人と同じ幅の帯を身につける儀式です。

 

時期

数え年(満年齢で6歳になる年)7歳の11月15日前後

十三詣り(じゅうさんまいり)

知恵

13歳

対象

主に女の子(男の子もある)

 

意味

はっきりしないが、半元服(はんげんぷく→昔の成人式の途中地点)?

京都では知恵詣(ちえもうで)とも言います。{嵐山にある嵯峨法輪寺の虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)をお参りし知恵を授かりにいくらしいです}

 

時期

数え年(満年齢で12歳になる年)13歳

誕生日や新年会、11月15日など色々好きな時を選んで良いそうです。

京都では4月13日前後です。

卒業式(小学校)

対象

男の子・女の子

 

意味

学業を修め、節目となる儀式です。

新たな旅立ちに向けて区切りを付けていきます。

 

時期

学校にもよりますが、通常3月。

 

 

番外編

 

成人式(せいじんしき)

対象

男の子・女の子

 

意味

元服(げんぷく)。裳着(もぎ)。

基本、大人の仲間入りの儀式です。

元服とは、昔の公家(くげ→貴族)が行った成人式の事。主に男の子を対象にしています。

正確には頭に冠(かんむり)をつける儀式です。

裳着(もぎ)とは、公家(くげ→貴族)の女の子を対象にした昔の成人式。

裳{も→昔のスカート状の着物。十二単(じゅうにひとえ→女性の装束)を構成する。}と呼ばれる着物を着せる儀式です。

 

着物

男の子

黒紋付羽織袴

女の子

振袖(ふりそで)

 

時期

20歳or18歳

1月の第2月曜日(成人の日)前後

 

成人式については別の記事で詳しく書いています。

↓↓↓

関連記事 >>【男の和服着物の成人式】お子様の門出!用意すべきアイテムとは!?

2.和服着物 こんなものが良い

宮参り(みやまいり)

着物

祝着(いわいぎ)

男女共に、背縫いのない「一つ身(ひとつみ→幼児用着物。背縫いがない)」と呼ばれている着物です。

紐がついているので、おばあさまが抱っこして上から祝い着をお子様にかけてあげます。

背中の柄がメインになります。

セットで、よど掛けや帽子などもあります。

女の子

素材

 

赤・ピンク・白・黄色・

(90%近くが赤)

毬(まり)、花柄、御所車(ごしょぐるま→平安時代の牛車。貴族の象徴)

 

相場

4~10万円位

 

注意ポイント

・女の子の祝着は3歳まで(加工すれば)着られるので、七五三の準備としても良い

・3歳まで汚れ防止加工などをして大事にとっておくと良い

・ほぼ仕立て上がった状態が多い

男の子

素材

 

黒・紺・白・ベージュ・白・深緑

(約90%が黒地)

 

タカ、カブト、トラなど

 

相場

4~10万円位(化繊製品だと2~3万円位からある)

 

注意ポイント

・男の子は5つ紋をつける必要がある(刷り込み紋)

・男の子の紋は女の子の紋の1.5倍

・ほぼ仕立て上がった状態が多い

七五三(しちごさん)

3歳

女の子

 

着物

被布姿(ひふすがた)

着物(普通、0歳で使った祝着を利用)

被布(ひふ)

兵児帯(へこおび→布製のお洒落帯)またはこし紐(こしひも→帯の下に締める紐)で代用

草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)

子ども用足袋(たび→和装靴下)

髪飾り

刺繍半衿(はんえり)

 

正式には四つ身(よつみ→子ども用の仕立て。4倍)を使いますが、普通お宮参りの祝い着を使います。

↓↓↓

(裏ワザ)0歳の時に購入した祝い着の加工

紐の位置変え、袖の丸み付け、腰上げ肩上げ加工をします。

被布(ひふ)を使わないスタイルもあります。

その場合は袋帯、筥迫(はこせこ)、帯締め、帯揚げ、しごきを付けます。

 

素材

 

色 

赤・ピンク・白・黄色・水色・黄緑・オレンジ

(赤、ピンク、白がほとんど)

 

毬(まり)、花柄、ぼかし

 

相場

3~8万円(被布セット)

筥迫(はこせこ)草履付きセットは2万円位

 

注意ポイント

・被布(ひふ)の時は兵児帯(へこおび→布製のお洒落帯)で帯代わりにすることもあるが、基本外から見えないのでこし紐(こしひも→帯の下に締める紐)でも大丈夫。

・被布(ひふ)を付けない時は、袋帯に帯揚げ・帯締めが必要。

・赤い着物+白い被布というように色の明度を離してあげると良い

・0歳の時の祝着を使う場合、肩上げ・腰上げ(かたあげ・こしあげ→手の長さを短くする。身丈長さを短くする。)、袖丸み付け、紐の付け直しが必要。

5歳

男の子

 

着物

羽織袴(はおりはかま)

羽織(はおり→和装ジャケット)

+

着物

+

角帯(かくおび→一般的な長方形の帯)

袴(はかま)

+

子供用足袋(たび→和装靴下)

草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)

羽織紐(はおりひも→羽織の前面につく紐)

+

こし紐(こしひも→帯の下に締める紐)

懐剣(かいけん)

扇子

 

色 

和服着物は黒・紫・紺・深緑・白・ベージュ

(黒が多い)

袴はグレー・白・紺

(ほぼグレー)

着物はカブト・タカ・松・ぼかし

袴は縞柄・無地

(ほとんど縞柄)

 

相場

羽織・着物(仕立て済み)が5万円位~、袴セットは2万~4万位(化繊)

 

注意ポイント

・通常、羽織(はおり→和装ジャケット)着物セットと袴セットに別れがち

・袴セットには角帯(かくおび→一般的な長方形の帯)、草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)、懐剣、羽織紐(はおりひも→羽織の前面につく紐)などが入っている

・家紋(五つ紋)が入る

・長時間着ているとお子様も苦しくなってくる

・最近は写真スタジオだけという方も多い

7歳

女の子

着物

体格により本裁ち(ほんだち→大人と同じ裁ち方。ただし幅や長さは縫い込んでおく為、子供の寸法)

着物(小振袖)

+

袋帯(ふくろおび→女性用太め帯。初めから結ばれた物もある)

+

帯締め(おびじめ)

髪飾り

帯揚げ(おびあげ)

しごき

筥迫(はこせこ→昔の見守り刀の事)

バッグ

草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)

子ども用足袋(たび→和装靴下)

刺繍半衿(はんえり)

ただし子供専用の反物(たんもの→巻き物)で作るというよりは、小紋(こもん→柄物の着物)の反物(たんもの→巻き物)で仕立てることが多いようです。

 

赤・ピンク・黄色・水色・黄緑

(色んな色がある)

 

毬(まり)・花柄・ぼかし・御所車

※小紋(こもん→柄物着物)で作るか、お子様用の反物(たんもの→巻き物)で作る。

 

相場

20万円前後~(トータル)

 

注意ポイント

・(店頭にはほとんど無いので)ほぼ取り寄せ。

・子供専用の反物(たんもの→巻き物)で作るというよりは、小紋(こもん→柄物の着物)の反物(たんもの→巻き物)で仕立てることが多いよう。

十三参り(じゅうさんまいり)

13歳

女の子

本裁ち(ほんだち→大人と同じ裁ち方。ただし幅や長さは縫い込んでおく為、子供の寸法)

着物

着物(小振袖)

袋帯(ふくろおび)

長襦袢(ながじゅばん→着物の下に着る着物)

帯揚げ(おびあげ)

帯締め(おびあげ)

刺繍半衿(はんえり)

バッグ

草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)

足袋(たび→和装靴下)

筥迫(はこせこ)

 

 

赤・白・ピンク・黄緑・水色

 

花柄・ぼかし・熨斗目(のしめ)

 

相場

20万円前後~(トータル)

 

注意ポイント

・肩上げ(かたあげ→袖をつまんで短く仮止めするためのつまみ)をする

・十三参りが終わって家に帰った時、おばあちゃんに肩上げ・腰上げ(かたあげ→袖をつまんで短く仮止めするためのつまみ)を解いてもらうのが名物

卒業式(小学校)

13歳くらい?

男の子・女の子

最近人気な「卒業式での袴スタイル」も追加します。

 

女の子

着物(袴のみレンタル)

中振袖(ちゅうふりそで)

半幅帯(はんはばおび)

袴(化繊レンタル)

ブーツ(あるいは草履)

 

赤・青・緑・黄緑・黄色・ピンク・白

 

花柄・ぼかし・熨斗(のし)

 

相場

着物20万円前後~

レンタル(袴)5,000円位

 

注意ポイント

・レンタルも充実してきた(袴のみのレンタルも多し)

・袴の下は半幅帯をしめる

・13参りの着物を使うと良い

 

 

男の子

着物

羽織(はおり→和装ジャケット)

着物

草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)

子ども用足袋(たび→和装靴下)

 

黒・紺・紫・深緑・ベージュ・白

 

タカ・カブト・トラ

 

相場

着物20万円前後~

 

注意ポイント

・七五三の羽織袴を使っても良い

・寸法直しが必要

・草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)サイズを気をつける

 

 

オススメの購入方法

女の子

0歳で祝着を購入(ガード加工必須)

3歳は祝着を加工(肩上げ・腰上げ、袖丸み付け、紐つけ直し)して使用

7歳は小紋(こもん→柄物着物)の着物を購入

13歳は小紋(こもん→柄物着物)の肩上げを調整して使用

卒業式にも使用

 

男の子

0歳は祝着を購入

5歳は羽織袴のレンタルか化繊着物を購入

13歳の卒業式に羽織袴を使用

 

参照

加工の相場

肩上げ:4000円

腰上げ:4000円

ひもつけ直し:3000円

丸み付け :単品4000円

家紋刷り込み: 17000円(男の子は1.5倍の料金)

汚れ防止加工(ガード加工): 1万円前後

 

父・祖父

黒紋付羽織袴・色紋付羽織袴・準礼装(色紋付で袴がグレー縞以外)・略礼装(御召の一つ紋付き羽織袴)・お洒落着{無地系御召の羽織(はおり→和装ジャケット)一つ紋付きなど}のどれか

通常は、略礼装(御召の一つ紋付き羽織袴)・お洒落着{無地系御召の羽織(はおり→和装ジャケット)一つ紋付きなど}が多いかなと思います。

ただし、一般の方が黒紋付きを着る機会がかなり減っていますので、儀式の時くらい着ても良いのではないでしょうか。

ポイントとして、袴着用と無地っぽさがあれば望ましいと思われます。

 

服装

黒紋付羽織袴(一例)

羽織(はおり→和装ジャケット)

黒紋付き

着物

黒紋付き

角帯(かくおび→一般的な長方形の帯)

博多献上(はかたけんじょう→男の定番帯)

仙台平風(せんだいひら)

グレー縞

履物

畳表(たたみおもて)

白い鼻緒

足袋(たび→和装靴下)

羽織紐(はおりひも→羽織の前面につく紐)

末広(すえひろ→扇子)

3.ポイント

・儀式として宮参り・七五三・十三参り・成人式などがある

・その他、学校行事として入学式・卒業式などが含まれる

・それぞれ 専用の着物があり祝い着として男の子は鷹かかぶとの柄で、主に黒系。女の子は毬、花、御所車(ごしょぐるま)など赤系統が多い。七五三の着物として男の子は5歳に紋付羽織袴。女の子は小振袖、被布姿など。お父様おじい様は主に黒紋付または色紋付などで羽織袴

 

以上、男の和服着物の祝着(いわいぎ)・七五三・十三参り(じゅうさんまいり)でした。

お子様・お孫様にとって大切な儀式です。

特に、お子様の結婚式の時にスライド写真で使われますので、一生の思い出になります。

ここは和服着物で参加したい所です。

こういった情報は、中々見つけ難い物なので参考にしてみて下さい。

最近ではレンタルなども充実しており、選択肢が増えましたね。

ぜひ楽しい思い出にして下さい。

文化
こういった時の写真が一生物になったりするんですよね

文化bunka【男の裏着物の研究家】




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