男の和服着物の応用

【男の和服着物の半衿】まるでネクタイ!?結局使うのはこの2種類!

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半衿はメンズ着物姿にとって非常に重要です。

男性着物は洋服のスーツと同じく、全体的に落ち着いた色ですので、衿元に美しさを加える半衿を是非使いこなしましょう。

文化
お急ぎの方へ

要点だけであれば、3.ポイントをご覧下さい

1.  歴史・種類

歴史

半衿とは和服に用いる替え衿のことです。

長襦袢の衿にかけます。

由来は「半衿の長さ」が「長襦袢の衿の長さ」の半分だからだそうです。

平安時代後半、11世紀頃にはすでに使われたと言われており、江戸時代には庶民にも広がりました。

本来の汚れ防止の為に(半衿が)付けられたのが、やがてアクセントやおしゃれとしてのポイントになっていきます。

目的

・衿汚れ防止

・アクセントやおしゃれ

種類

塩瀬羽二重(しおぜはぶたえ→絹織物の一種)と言う素材がスタンダードです。

他にも刺繍入りの物や、組み織(くみおり→経糸だけで組んで作った物)で作られた半衿もあります。

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長方形の布。

長襦袢(ながじゅばん→着物の下に着る着物)の衿の半分の長さ。

素材

年中専用

・絹

 

・ポリエステル

 

絹が一般的ですが、ポリエステルも非常に便利です。

(一般的に絹は洗えません。自己責任なら洗っても良いです。)

夏専用

・麻

 

長襦袢が麻の場合は同じく麻素材の半衿で統一します。涼しいですし、ご自宅で洗えます。

 

素材感

・縮緬(ちりめん)

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和の素材の代表格で、絹に軽い凹凸をつけた(シボ)柔らかい印象。比較的女性が使い男性は余り使いません。

・塩瀬羽二重(しおぜはぶたえ→絹織物の一種)

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ツヤツヤとしており、スタンダード。

礼装

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基本は白無地の一択になります。

カジュアル

色物(いろもの)

普段のおしゃれならば色物を使います。男性の多くが使うのは黒、グレー、深緑、焦げ茶色などです。

・淡い色タイプ

淡くキレイな色

藤色、桃色、クリーム、水色

・ヴィヴィッドカラータイプ

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強い色

例、赤、黄緑、黄色、青

・渋めタイプ

黒っぽい落ち着いた色

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例、黒、グレー、紺、焦げ茶

無地

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ほとんどが無地が多いです。淡いキレイな色を使うとしっかりアクセントになります。まずは色無地を選びましょう。

小紋柄(こもんがら)

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江戸小紋(えどこもん)と呼ばれる細かい小さい柄から大柄まであります。

やはり使いやすいのは小柄の江戸小紋です。

相場

絹で2千~5千円

麻で2千~3千円

ポリエステルで千円前後

(ちなみに組みや刺繍入りなら3万〜5万円)

2.合わせ方

落ち着き合わせ

強調合わせ

 

2パターンを覚えましょう。

まず、色、素材、柄、季節それぞれに分解して考えます。

組み合わせる着物との関係は3通り

同色系

 

着物の色と同系色。グラデーションの事。男性の場合、紺色着物に水色系、黒着物にグレー系、ベージュ着物に茶色系もよく合います。

反対色系

 

着物の色にアクセントをつける合わせ方。強いアクセントだとヴィヴィッドカラー、弱いアクセントだと淡いカラー。紺色着物に赤色系、濃いグレー着物に桃色系。

万能系

着物の色に関係なく使える半衿。万能系で代表などがミドルグレーと黒です。

 

オススメは

反対色系の藤色

万能系のグレー、黒

素材

素材に関して、落ち着き合わせも強調合わせも関係なく使えます。

ただし、着物の素材との相性を考える。

絹の着物→絹、ポリエステルの半衿

麻の着物→麻の半衿

ウール着物→絹、ポリエステルの半衿

 

オススメ

ポリエステル

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大体どんな時でも使うことが出来、安価、お手入れも非常に簡単。自宅でも洗えます。

着物の柄が無地っぽい時のみ柄付き半衿は使えます。

縞の着物に縞の半衿を使うことはあまり無いです。

無地ならほぼいつでも使えます。

 

オススメ

無地

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万能だから。

季節

盛夏(せいか→7月8月の事)

・絽(小さな穴があいた夏用織り物)の半衿

 

・麻の半衿

 

その他の季節

・通常の半衿

 

以上から、

落ち着き合わせ

紺着物 × 黒無地半衿

 

ベージュ縞着物 × 茶無地半衿

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水色着物 × 紺無地半衿

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強調合わせ

紺無地着物 水色江戸小紋

 

黒絣風着物 赤無地半衿

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焦げ茶着物 藤色無地半衿

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(色合わせのみ、季節感はバラバラです)

 

以上のことから、

オススメ半衿は

ポリエステルの無地で

アクセント系の藤色

万能系のグレー、黒

合わせ方

服装

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羽織(はおり→和装ジャケット)

本塩沢風(ほんしおざわ→新潟産の春夏に最適な生地。シャリ感がたまらない。)

着物

紬風(つむぎ→手で紡いだ糸で作るカジュアル生地)

半衿

ライトグレー

角帯(かくおび→一般的な長方形の帯)

銀鼠(ぎんねず→シルバーグレー)

足袋(たび→和装靴下)

履物

草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)

シルバーグレー

羽織紐(はおりひも→羽織の前面につく紐)

無双(むそう→左右繋がった羽織り紐)

濃い紫

服装

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羽織(はおり→和装ジャケット)

御召(おめし→光沢のあるドレッシーな生地)

グレー

着物

紬風(つむぎ→手で紡いだ糸で作るカジュアル生地)

焦げ茶

半衿(はんえり→衿に付ける布。アクセントになる)

藤色

角帯(かくおび→一般的な長方形の帯)

銀鼠(ぎんねず→シルバーグレー)

足袋(たび→和装靴下)

履物

草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)

シルバーグレー

羽織紐(はおりひも→羽織の前面につく紐)

平組み(ひらぐみ→板状に組んだ組紐)

黒白

 

参考

お店

京都

荒川益次郎商店(あらかわますじろうしょうてん)さん

百貨店でもよく目にします。

 

ゑり正(えりしょう)さん

1775年創業の和装小物屋さん。

3.ポイント

・  半衿は男性着物にとって装飾的な要素がある

・  半衿の歴史は11世紀ごろから使われている。目的は汚れ防止とお洒落

・  色は黒系が多く、素材は絹、ポリ、麻、柄は無地と小紋柄、夏は夏用の素材を使う。大体の相場は千円~5千円位

・  合わせ方は「落ち着き合わせ」と「強調合わせ」。結論、ポリエステルの無地で藤色と黒・グレーが一番使える

 

以上、男の和服着物の半衿でした。

基本、装飾的な意味が強いので好きな色合いを見つけましょう。

一般男性はネクタイも含め、地味な色合いが多いので思い切ってキレイな色を選ぶのも楽しいです。

文化
ネクタイ感覚で合わせましょう

文化bunka【男の裏着物の研究家】




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