着物モッズのコンセプトは「モダンである(時代に適応する)こと」です。
既成の男性像を打ち破る存在である以上、粋な男は、パートナーをエスコート出来なくてはなりません。
そこで今回は、{表着物(おもてきもの)として}さり気ない気配りやエスコートの仕方を考えてみたいと思います。
我々アジア人はエスコートが苦手ですが、慣れの問題で意識していると行動も変わってくるでしょう。
※ LGBTの時代。相手が女性、男性問いません。自身のパートナーに対してエスコートしてください。
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ライン@のアカウント変更しました!(2021年2月13日)
要点だけであれば3,ポイントをご覧ください
1、エスコートの種類
恐らくエスコートの正体は
以下の3つだと思われます。
何か先に譲る(優先する)
・席を譲る
・エレベーターを先に譲る
・道を譲る
・順番を譲る
・機会を譲る
代わりに何かをやってあげる
・席を引く
・服をかける
・ドアを開ける
・拾ってあげる
・料理を選んであげる
・荷物を持ってあげる
・お会計を先に済ましてあげる
・ 優遇してあげる
・会計を済ませてあげる
・おまけをあげる
・サービスしてあげる
・ちょっとしたプレゼントしてあげる
・さり気なく服装を褒めてあげる
2、シーン
服装
女性・パートナーの好みを反映した色・素材・シルエットの組み合わせ。
イメージするのは洋服で言うところのドレッシーなスーツスタイルです。
ダークカラーにシンプルな組み合わせが良いようです。
例
羽織(はおり→和装ジャケット)
御召(おめし→光沢のあるドレッシーな生地)
ダークグレー
+
着物
御召(おめし→光沢のあるドレッシーな生地)
白
+
帯
角帯(かくおび→一般的な長方形の帯)
博多献上(はかたけんじょう→男の定番帯)
黒
+
羽織紐(はおりひも→羽織の前面につく紐)
平組(ひらぐみ→板状に組んだ組紐)
房(ふさ→羽織紐先端にあるポンポン)無し
黒白
+
半衿(はんえり→衿に付ける布。アクセントになる)
淡い藤色
+
足袋(たび→和装靴下)
白
+
履物
草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)
シルバーグレー
食事
・ 待ち合わせします
20分前には行きましょう。絶対に待たせてはいけません。
お相手が来たら、「自分も今来たところだよ」と言いましょう。
あるいは車でお迎えしてあげます。
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・ 店に向かいます。
歩く時は道路沿いを男性自身が歩きましょう。
(車が危ないので)
男性は早足になりがちなので気持ちゆっくり目で歩きます。
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・ 荷物がある場合は重くないかい?持ってあげるよと言いましょう。
実際に持つかどうかは別として、気を配っている事を示しましょう。
↓
・ お店までの導線を最短にします。
何も考えずに動くと無駄な動きが発生します。
事前にイメージしておきます。
↓
・ 店のドアを先に開けましょう。上着を預かってあげます。
店についたら、先にドアを開けて上げましょう。
冬ならば、上着をお店に預けてあげます。(目の前で)
↓
・ 椅子を引いてあげます(上座に通す)
席はもちろん上座を譲り、椅子に座る際に引いてあげます。(お店の方がやってくれる時は任せます)
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・ メニューはオススメを三つに絞って決めさせてあげます。
( 沢山の選択肢があると決めにくい為)
強制ではなく、提案としてさり気なく伝えましょう。
↓
・ 会話を楽しみます。
(8割程聞き役になり、2割程質問します)
基本、相手を楽しませる事を考えましょう。
↓
・出された料理のポイントを言えると良いです。
いま食べている料理は共通の話なので会話のキッカケに使います。
↓
・ トイレの位置は把握しておき、必要な時に伝えてあげましょう。
一度は利用するはずなので、スマートに導きましょう。
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・ パートナーが席を立った時に会計を済ましておきます。
(パートナーが自立した大人なら、全ておごるのは逆に失礼で、少し出して貰っても良いです)
通常はトイレに行った時がタイミングと思われます。
3、ポイント
・既存の男性像を打ち破るモダンな男はエスコートが出来る
・ エスコートの種類は三つで、
「何か先に譲る」「代わりに何かやってあげる」「優遇してあげる」
・ シーンによって手順があり、デート中の具体的なエスコートの仕方例がある
・基本服装は、ドレッシーな装いで、洋服のスーツをイメージ
以上、男の和服着物のエスコートでした。
最初にも話しましたが、歴史的にアジア人は女性パートナーのエスコート(レディーファースト)に慣れていないと言われています。
その点、欧米の男性はお手本になりますので参考にしてみてください。
こぼれ話として、乱世が終わった江戸時代には男性が道で出会った女性を誘うという事があったようです。(今で言うナンパ )
その際、女性優先の意識はあったと思われます。
エスコートに取り組めるのは平和な時代の証拠という事でしょうかね。
ライン@のアカウント変更しました!(2021年2月13日)
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