日本在住の方であれば、お住まいの地域にも必ず和服着物の産地があると思います。
これらはお出掛けの場所として最適なのでご紹介しています。
今回は名古屋市の緑区有松(ありまつ)で行われた、絞り祭りに参加してみました。
それでは見ていきましょう。
ライン@のアカウント変更しました!(2021年2月13日)
1、場所と製品紹介
今回は、名古屋市緑区にある
有松(ありまつ)で行われた絞り祭りに参加してみました。
こちらの祭りは1年に一度、毎年6月3日に開催されます。
場所と製品の紹介
・有松(ありまつ)は江戸時代に宿場町(しゅくばまち→東海道の旅人の寝泊りする町)として発達した鳴海宿(なるみしゅく→東海道五十三次の40番目)に隣接する場所です。
旅人にお土産として「絞りの手ぬぐい」を販売したのが始まりだそうです。
・絞り(しぼり)とは、染色技法の一種で一部を糸でくくり、染まらないようにして模様を出していく伝統手法です。
これが全国的に有名になり、その後木綿の浴衣も絞り始め、絞りの一大産地と認識されました。
絞りの手法は数百種類あると言われています。
2、内容
この日は時期的に少し気温が暑く、日差しも強い日でした。
有松駅から徒歩5分ほどの古い町並みに沿って出店から絞りのお店などが、
本当に沢山のお客様で賑わっていました。
道行く人もやはり絞りの浴衣や、和服着物をお召しの方が多かったです。
絞りの暖簾(のれん)が店先で揺れています。
道の真ん中には衣桁(いこう→着物を飾る木の枠)にかけられた絞りの浴衣が並びます。
お店では絞りの反物(たんもの→巻物)が沢山積み上げられて、普段よりお値打ちになるようです。
着物や浴衣以外では手ぬぐいや洋小物、洋服などが販売されていました。
古着の着物屋さんも沢山あり、外国の方もかなりいらっしゃいました。
書籍の資料や「絞りキット」なども安価で販売しておりました。
なんといっても、このお祭りで手に入れられるのは2点。
絞りの知られざる知識と最新デザイン事情です。
・当日は絞りの職人さんが実演をして下さり、直接絞り技術を見せて頂きました。
そして時折気さくに質問に答えてくださりました。
・また、地元の美術学生さんや卒業生さんが絞りのお店をプロデュースされており、
洋物に応用した絞りの最新技術に取り組んでいらっしゃいました。
本当に、絞りに関する情報と商品が物凄く集まった場所でした。
*当日は普段千円の案内人の方が無料で案内をして下さり、快適です。
ただし、コンビニはなかなか無くトイレも混んでいる為、早めに済ませておくと良いです。
駅か、駅を出たすぐにあるショッピングモールさんを利用させて貰いましょう。
3、ポイント
・6月3日、名古屋市緑区にある有松(ありまつ)で行われた、絞り祭りに参加しました。
・絞り(しぼり)とは、染色技法の一種で、一部を糸でくくり、染まらないようにして模様を出していく伝統手法です。
・絞りの反物は通常よりかなりお値打ちに手に入るようです。
・職人さんが実演をして下さり、普段は聞けない話が聞けます
・コンビニはなかなか無いです。トイレも混んでいる為、早めに済ませておきましょう。
・やはり絞りの浴衣で出掛けてくる方が多いしようです。
以上、男の和服着物の名古屋でした。
和服着物の産地では、このように一年に一度ぐらいお祭りを催したりされています。
この時を狙って訪れると、普段訪れるよりも沢山の経験が出来ます。
皆さんの地元でも探してみましょう。
結構身近にあるものですよ。
ライン@のアカウント変更しました!(2021年2月13日)
[st-kaiwa1]絞りの可能性を非常に感じるお祭りでした文化bunka◉着物モッズ【独創的な男の和服着物の研究家】