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男の和服着物の応用

【男の和服着物の美的感覚】和服モードで押さえておきたい9つの傾向

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和服着物を着た時の着装感や、美的感覚と言うのは洋服のそれとはまた違った物です。

これは立体服と平面服の違いという要素もあるのですが、「日本の感覚」とも言うべき物が大きいと思います。

今日は和服着物を着るにあたって、この美的感覚を掴んで頂こうと思います。

一緒に見ていきましょう。

文化
お急ぎの方へ

要点だけであれば、3ポイントをご覧下さい

1、 他の民族服の美的感覚

中国

直線的で、角ばった男らしい感覚

立体服と平面服の美的感覚を持つ

洋服

シルエットを構築する。

体のラインを見せる(本来の洋服は体のラインを隠す)

肩のラインを強調するスーツスタイル(英国スタイル)

立体的曲線に美しさを見出す

アフリカ・インド

布を巻きつける

着付けで印象が変わる

ドレープを重視する

2、 日本の感覚・美的感覚

一例を出していきます。

平面服の感覚はこんな感じです。

平安時代の「和様化」の中で、好みが反映されています。

シルエット

・立体を平面で包みこむ

風呂敷文化、着物

・シルエットは逆三角形を目指す(袴は別、袴姿は二等辺三角形)

着物姿で、上はゆったり、下はタイトになる

・ドレープを嫌う( ウエストを絞ったり、シワを嫌う)

帯の結び方。決してウエストで絞るスタイルを採用しなかった

・本来、袖丈(そでたけ→袖の下の長さ)は短め、礼装化すると長くなる。

中国の影響もあり、社会的に認められる服は皆、袂(たもと→袖の下)が出来る。

・丸みを好む (角が取れた状態)

袖の丸み。

中国服が比較的角ばった男らしい風合いなのに対し、

日本は服を輸入した後、角を取る癖がある。

・長方形の形を基準に考える( 正方形ではなく、バランスの取れた長方形)

正方形を避ける傾向がある。

独特のバランス感覚があり、正三角形なども避ける。

長方形で構成された正方形はOK。

・円・丸・六角形・八角形などはよく使う。

小紋柄としてもよく見る。

・簡略化を得意とする。

 

・原色や、ヴィヴィッドカラーを避ける

これも中国からの色に加工をして利用する。

具体的には、ライトグレーを足した色合いで、渋みを好む。

素材感

・シボ(素材の凸凹)がある素材を好む

サテン地(朱子織り→しゅすおり。つやつやの織り方)など派手に思われる織り方を避け、

わざとシボを作り出し、光り方を抑えたマットな風合いを求めている。

3、ポイント

・和服着物には洋服にはない感覚的要素がある

・他民族の美的感覚とも違う

・日本の感覚は丸みを好み、ある種アンバランスな要素を持つ

立体を平面で包む、シルエットは逆三角形にする、ドレープを嫌う、

袖下は礼装化すると長くなる、丸みを好む、長方形の形を基準に考える、

円・丸・六角形・八角形などはよく使う、原色や、

ヴィヴィッドカラーを避ける、シボ(素材の凸凹)がある素材を好む

 

以上、男の和服着物の美的感覚でした。

和服着物はアジアが生んだ民族服です。

この服には、この美的感覚を散りばめていますから、着装の仕上がりに柔らかさを持たせています。

ただグローバル化の結果、 この仕上がりにそれぞれの国のエッセンスが入っていっても不思議ではありませんね。

文化
この美的感覚を掴めば、着こなしにも応用出来ますね

文化bunka【男の和服着物の研究家】




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