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【男の和服着物の生活で気を付けるポイント】トイレはどうする?

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※こちらは和風ベースのスタイル(洋物MIX:和風99%未満のスタイル)の方向けの記事です。

和風MIXスタイルで和装ベースの服装(特に洋物MIX:和風99%未満のスタイル)をしていると

色々なところで戸惑うと思います。

洋服ベースの服装(和風味スタイル:和風20%未満、和味スタイル:和風40%未満)との比較で、勝手の違う所を中心にお話していきます。

着続ければ自然と行動が最適化すると思いますが、事前に覚えておくと便利です。

ポイントは裾を地面にすらせない様にする事と、袂(たもと⇒袖下の事)を引っ掛けない様にする事です。

(ちなみに特に覚えて欲しい動作はトイレの部分になります。他はどうにかなります。)

では、一緒に確認していきましょう。

 

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文化
和装ベーススタイルならではの戸惑いですね。

1.和服ベースでの生活編

トイレ

トイレの仕方(小)

股を開く

両手で前を開いて戻らないようにする

用をたす

※注意

最後、尿を切る為に上下に振ると雫が後身頃(うしろみごろ→後ろの着物生地。正確に言うと足の後ろ生地なので、内側生地。)につきます。

ですのでトイレットペーパーを活用し拭き取ります。

トイレの仕方(大)

洋式トイレが比較的良いようです。

出来ればウォシュレットが良いです。(例は和式をイメージしています。)

 

まず、羽織を脱ぎます(荷物用のフックにかけておきます。)

背縫い(せぬい→背中の縫い目)を裾からつまんで、帯の後に挟み入れます(下から上へ)これを端折る(はしょる)といいます。

残った左右の裾もつまんで左右の帯に挟み入れます(上から下でOK)

左右の袖と、帯周りの裾の束を腕で抱えながら用を足します

拭きます

流して手を洗います(手拭い等で必ず手を拭きます。水シミ防止)

手を拭いた後、左右のおはしょり(裾を捲り上げる事)から後ろのおはしょり(裾を捲り上げる事)まで戻していきます

着崩れを整えて終了です

動作

座る

座り方

前が開かないよう押さえて、お尻を膝裏まで撫でながら座ります

この時、背もたれにもたれ過ぎないようにしましょう

しゃがみ方

股を広げず膝を折り、手で前を抑えながらゆっくりしゃがみます

この時、裾が地面に付かないように気を付けます

 

移動

歩き方

地面にカカトをすらせるように歩きます。

細かく歩くのでなく、大きく歩くようにします。(裾がまとわりつくのを広げながら歩くため)

 

走り方

右手で、左前褄下(つました→衿の下)辺りを持って少し引き上げます

空間を開けて走ります

転ばないよう気を付けます

 

車の乗り方

ドアを開けます

お尻から車内に入り、座席に座ります。(この時、足はまだ車外です)

身体を正面に向けると同時に足を車内に入れます(よっこいしょといった感じで)

ドアを閉めます

運転

車の運転の仕方

裾があぶないので帯に端折っておく

まず草履は危ないのでドライビングシューズかクロックスサンダルを用意します

シートベルトをする際、袖を挟まず自由が効く状態にします(車内にタスキを用意して袖下をまとめるのがベスト)

エンジンを掛け運転します

 

自転車・スクーター系の乗り方(注意:決して和装でスクーターを推奨しておりません。どうしても仕方ない場合のみ)

時々、夏祭りでスクーターに乗っている浴衣男子を見かけます。

やはりそのままでは危ないのでいくつか工夫をします。

・袴(はかま→和装パンツ)を付ける。あるいは股引(ももひき→祭りで履くようなピタピタパンツ)を着物下に穿き、裾を端折って(はしょって→まくって帯に差し込み足元が邪魔にならないようにする事)おく

・雪駄(せった→草履の一種)は仕舞い、クロックスなどの簡易スリッポンにする

・袖は必要に応じて襷(たすき→くくる為の紐)でまとめる

・エンジンをつける

 

階段の上り方

階段では、特に裾を踏みつけない様に気を付けます。

 

上り

・右手で上前(左身頃の事。着て前合わせした時、外側になる部分)と下前(右身頃の事。着て前合わせした時、内側になる部分)を摘まんで少し持ち上げます

・爪先(つまさき)で上ると良いです

 

下り

・同じく、上前と下前を右手で摘まみます

・爪先から降ります。(降りる時は急がず、裾を踏まない様に気を付けます。)

 

天候

雨の時

古典的には蛇の目傘(じゃのめがさ)に

高下駄(たかげた→地面から高さがある下駄)+

爪皮付き(つまかわつき→つま先につける雨カバーの事)が良いのですが、

現代だと、洋傘に雨用カバー付き草履(底も雨対応で滑り難い、防水)でしょうか。

珍しいですが、男性用の雨コートがあるとベストです。

足袋(たび→和装靴下)は万が一の為に予備を用意しておきます。

強い風が吹く時は、舞い上がらない様に前が開いていないコートがあると便利です。

特に裾がめくれてしまいがちなので、右手で上前(うわまえ→着て前合わせした時、上になる部分)を摘まんでめくれない様にします。

食事

食事の仕方

和服着物は絹で出来ている物が多いので、食べ物汚れが付かないように気を付けます。

・手拭い(てぬぐい→和装ハンカチ)を用意して、膝の上にかけておきます

・物を取る時は袖下が食べ物に付かないよう反対の手を添えます

・飲み物はこぼさないよう少し遠くの位置に置きます

 

関連記事 >>【男の和服着物の手拭い】日本好きでも意外に知らない2つの手法!?

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物の取り方

 

基本、袖の始末を気にかけます。

・机の物を取る時は、手で袂(たもと→そで下の事)を持ち上げます

・上の物を取る時(つり革、荷物)は、空いている手で袖口を掴んで添えます(腕が丸見えになるのを防ぐ為)

 

2.ポイント

・動きに関しては袂(たもと→袖の下の事)と裾、帯、履物を中心に気を付け、カバーする動きを身に着けると良い

・結構多いのは、「ドアノブに袖口を引っ掛けて袖口が裂ける」

・状況によっては服装を工夫して対処していく

・現代の新素材や技術も積極的に取り入れるとより快適

・洋装のスーツ同様、和服独特のしぐさがある。その動きを洗練させ、魅力的なスタイルを確立する

 

以上、男の和服着物の生活で気を付けるポイントでした。

大体初心者が困るポイントですので、マスターしましょう。

頑張り過ぎないよう、マイペースで良いので少しづつ着ていきましょう。

着れば行動が身についていきます。

文化
こちら以外にも皆さんが工夫する所は出てきますので、自分に合った方法を身に付けましょう

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文化
いざ、普段着生活。

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