夏の素敵なイベントといえば七夕(たなばた)です。
毎年7月7日、一年に一度だけ彦星(ひこぼし)と織姫(おりひめ)が出会える日ですね。
夏祭りのスタートはこの祭りという地域もあると思います。
今回はこの七夕(たなばた)について考えてみたいと思います。
一緒に見ていきましょう。
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要点だけであれば3.ポイントをご覧下さい
1.七夕の歴史と意味
歴史・意味
7月7日は七夕の節句で、五節句の1つです。
中国から入ってきた「女性の針仕事の上達を願う」行事が、日本の豊作を願う祭りと融合したものと言われています。
本来は旧暦の7月の7日。現在の8月お盆にあたります。
中国の七夕伝説{牛郎織女(ぎゅうろうしゅくじょ)→中国版の織姫と彦星のお話。日本版と違い、織姫が彦星の元に通うようになる。}
(観峯館KAMPO MUSEUM IN SHIGA 様より引用:https://kampokan.com/kp_database/%E7%89%9B%E9%83%8E%E7%B9%94%E5%A5%B3%E5%9B%B3/)
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乞巧奠(きっこうでん→中国の風習。女子が手芸、裁縫の上達を祈った儀式)
(日本玩具博物館様より引用:https://japan-toy-museum.org/archives/4066)
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棚機津女(たなばたつめ→日本の風習。水神に捧げる神聖な衣を穢れなき女性が籠もって織るという習慣)
(世界の民謡・童謡様より引用:https://www.worldfolksong.com/calendar/tanabata/tanabata-tsume.html)
のMIX。
奈良時代には今の7月7日に定まったようで、江戸時代以降庶民に広まりました。
物語として、
彦星(ひこぼし)と織姫(おりひめ)が恋愛をして、稲作と機織をサボるようになったので、神が二人の間を引き裂き7月7日だけ会えるようにしたと言うものです。
歌や縫製、染色などの技術向上を願う行事として、日本では笹の葉に願い事を書いた短冊を飾ります。
ちなみに、7月7日の夜のことを「たなばた」と呼ぶのは、昔、お供え物を織物の機(はた→機械)の上に置き、棚(たな)としてして活用していた、または上記の棚機津女(たなばたつめ)で使われる織り機を棚機(たなばた)と呼んだからなどと言われています。
七夕の形式
・主に笹の葉に短冊をつけて願い事をするという物です。
短冊は赤、緑、黄色、白、黒の5色だそうです。
これは、火、木、金、水、土を表しているとのこと。
有名な七夕祭り
七夕行くならば、いつかは行ってみたい祭りは
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一宮七夕まつり
場所:愛知県一宮市内
日時:7月の最終日曜日をラストにする4日間
昭和31年から。130万人ほどです。
吹き流し飾りが有名です。
織物の街として知られています。
仙台七夕まつり
場所:仙台市内
日時:8月6日(上旬)から3日ぐらい
伊達政宗の時から400年ほどやっており毎年200万人ほど。
笹飾りが有名です。
湘南ひらつか七夕まつり
場所:神奈川県平塚市内
日時:7月5日~7日
昭和26年頃から。
竹飾りが有名で500本ぐらい出ます。
(その他、愛知県安城市の七夕まつりが含まれるという意見もあります。)
番外編
ディズニー七夕デイズ
(東京ディズニーリゾート様より引用:https://www.tokyodisneyresort.jp/tdrblog/detail/pr190314/)
場所:東京ディズニーリゾート
日時:6月6日~7月7日(2019年現在)
ディズニーランドとディズニーシーで七夕グリーティング。
1日数回、彦星と織姫に扮したミッキーとミニーが七夕パレードをしてくれます。
七夕デコレーションもされ、ゲストもミッキーの形をしたウィッシングカードに願いを書いて結びつける事ができます。
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2.七夕の楽しみ方
七夕まつり
七夕は最近薄まってきているイベントの一つですが、ぜひ七夕まつりにお出掛けしましょう。
短冊に願い事を書いてお祈りする単純なものですが、夏の始まりを予感させるウキウキ感に満ちた楽しいイベントです。
ハロウィンの様に楽しんじゃいましょう。
屋台で食べる
祭りと言えば屋台です。
こういった所から日本文化を感じられます。
子供時代の強烈な思い出になります。
ただ、以下に注意。
・りんご飴は食べにくいです。
・ラムネは中身が吹き出してベタつきます。
・金魚、ひよこはすぐに・・・。
・玉せん(卵の目玉焼きを大きめのせんべいで挟んだもの)意外に美味しい。
屋台参照
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関連記事 >>【男の和服着物の祭り】和装での盆踊りから秋祭りまでの楽しみ方!
散策する
写メ、動画必須です。思い出に残しましょう。
自撮り棒便利です。
服装コーデ
やはりこういうイベントは和装が楽しさ倍増です。
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着物
浴衣
麻{絽(ろ→目の空いた夏用の生地)がいい}
紺
帯
角帯(かくおび→一般的な長方形の帯)
博多献上(はかたけんじょう→男の定番帯)
銀鼠(ぎんねず→シルバーグレー)
足袋(たび→和装靴下)
素足
履物
下駄
黒塗り(くろぬり→黒く塗り加工をした物)
小物
扇子(うちわも可)
シザーケース(スマホと財布入れられる)
か
巾着袋(きんちゃくぶくろ)
関連記事 >>【男の和服着物の浴衣】学生さんも必見!NG4パターンと2つの対策
※注意
財布スリに合わないようにする
下駄は履き慣れないと鼻緒が痛くなる
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3 .ポイント
・七夕は、中国の七夕伝説+乞巧奠(きっこうでん→中国の風習。女子が手芸、裁縫の上達を祈った儀式)+棚機津女(たなばたつめ→日本の風習。水神に捧げる神聖な衣を穢れなき女性が籠もって織るという習慣)のMIX
・ 形式として主に笹の葉に短冊をつけ願い事(学業、裁縫、染色等の技術向上)をするというもの。有名なのは一宮の七夕まつりり、仙台の七夕まつり、湘南ひらつか七夕まつり、ディズニーランドの七夕デイズなどがある
・ 七夕まつりで願い事をするという儀式に、屋台で食べる、散策して写メや動画を残すといった楽しみがある
・ やはりこういうイベントを楽しむなら和装がオススメ。コーディネートは紺地の浴衣に、黒塗りの下駄、兵児帯(へこおび→布製のお洒落帯)扇子とシザーケース(スマホ、財布入れ)も必須
以上、男の和服着物の七夕(たなばた)でした。
私自身、9月の十五夜(じゅうごや)と並び、七夕祭りはもっと注目されても良いと思っています。
短冊に願いを書くだけでなく、もっと他の楽しみ方も開発すると良さそうです。
和服着物で参加する大事な思い出として是非利用してみて下さい。
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