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【男の和服着物の大相撲】一日楽しめる和装スポットに行ってみた!?

更新日:

mohamed_hassan / Pixabay

日本の国技の相撲です。

これまで民衆の娯楽として今日の「スポーツ観戦の元祖」として愛されてきました。

今回は、この相撲興行を和装スポットとして考えてみたいと思います。

 

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文化
お急ぎの方へ

要点だけであれば、3ポイントをご覧下さい。

1,歴史

由来

「取っ組み合い」から始まったらしいです。その後、秋の収穫において、占いの一環として行事化され、娯楽へと変化していったようです。

歴史

古事記(712年)、日本書紀(720年)に記載された「力比べ」が起源として挙げられます。

その後、農作物の収穫を占う儀式として毎年行われました。

鎌倉から戦国時代にかけて、力自慢から相撲を職業にする者が現れはじめ、戦国時代中期には興行が盛んに行われました。

江戸時代に入ると、谷風(たにかぜ)、小野川(おのがわ)、雷電(らいでん)の三大力士が現れ人気も沸騰。この頃には歌舞伎と並んで、庶民の娯楽として定着しました。

ルール構成

相手を土俵(どひょう→相撲の丸い競技場)の外に出すか、地面に足の裏以外をつけらたら勝ち。

 

取組(とりくみ)

(日本相撲協会様より引用:https://www.sumo.or.jp/IrohaKnowledge/glossary_rikishi_rikishi)

試合のこと

 

試合(取組)前の儀式

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塵手水(ちりちょうず)

武器など持っていない事を示す儀式です。

しゃがんだ状態{蹲踞(そんきょ→かかとを付けず、股を開いてしゃがんだ状態)}で、手を叩いた{柏手(かしわで→神社で神を呼ぶために手を叩く事)}後、両手を広げ、手のひらを返す動作。

 

所作

力水(ちからみず)

(大友の料理 世界の中の日本料理様より引用:http://e-otomo.jugem.jp/?eid=1580

力士が土俵に上がるときに他の力士から渡される清めの水。

身を清めて土俵に上がるため。

 

清め塩(きよめのしお)

LoggaWiggler / Pixabay

土俵を清める目的と、怪我をしないように祈る意味あい。

 

仕切り(しきり)

(現役相撲ライターの大相撲の世界ブログ様より引用:https://sumo-sekai.com/mamechishiki/1569/

仕切り線(白い二本線)に拳をつけること。

お互いの呼吸とタイミングを合わせているそうです。

この仕切りは制限時間内なら何度でも行なえます。

 

立合い(たちあい)

(with online 様より引用:https://withonline.jp/blog-94751

独特の試合の始まり方です。両者の暗黙の了解で始まります。

 

弓取り式(ゆみとりしき)

(相撲観戦に行こう様より引用:https://sumo-world.com/watching/%E5%BC%93%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%BC%8F/

結びの一番(その日の最後の試合)の勝者に代わって代理人が演じる、勝者の舞。

 

衣装

廻し(まわし)

(日本相撲協会様より引用:https://www.sumo.or.jp/IrohaKnowledge/glossary_rikishi_shimekomi

 

(日本相撲協会様より引用:https://www.sumo.or.jp/IrohaKnowledge/mawashi/

力士が腰に締める絹製の布です。

ふんどしの一種で、長さ6~10m(胴回りの7倍位)、幅45cmほどの布を4つ折りにして使う。

特に本場所で身につける絹製の物を締め込み(しめこみ)と言うそうです。

 

 

スタッフ

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行司(ぎょうじ)

12019 / Pixabay

取組(とりくみ)の真ん中にいる人で、進行と判定を行う人です。

 

勝負審判(しょうぶしんぱん)

(JIJI.COM様より引用:https://www.jiji.com/jc/v4?id=dohyouhyakei-0096_20200728&p=dohyouhyakei-jpp035230931

土俵の脇にいる紋付き姿の人たちです。

行司の判定に異議申し立て(物言い→ものいい)が出来ます。

出世の仕方

(日刊スポーツ様より引用:https://www.nikkansports.com/battle/sumo/photonews/photonews_nsInc_202106110000773-0.html

 

横綱(よこずな)

(山星書店浮世絵在庫目録名古屋様より引用:https://ukiyoe.yamabosi.jp/?p=47415

10~15人程の付き人がつく。

大関(おおぜき)

(Aucfree様より引用:https://aucfree.com/items/202680714

三役の一つ。両国国技館の地下駐車場に自家用車で駐車が可能。交通の移動はファーストクラス級になる。化粧廻し(けしょうまわし→儀式用の廻し)の房に紫が使える。

関脇(せきわけ)

(Aucfree様より引用:https://aucfree.com/items/n372919686

三役の一つ。

小結(こむすび)

善知鳥吉左の八女夜話様より引用:https://ameblo.jp/yameyobanashi/entry-11974739134.html

三役の一つ

前頭(まえがしら)

(ウィキペディアフリー百科事典様より引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%A6%E6%9C%A8%E5%A1%9A%E5%8F%B3%E3%82%A8%E9%96%80_(2%E4%BB%A3)

私物の座布団が許可される。四股名の入った浴衣を許可される。大銀杏(おおいちょう→髷の先をイチョウの形にしたもの)を結える。

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幕内(まくうち)

 

十両(じゅうりょう)

着物で場所入り出来る。紋付き袴の正装を許される。共用の座布団が使える。袴の着用が許可される。土俵でつける廻しが絹製になる。

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関取(せきとり)

 

力士養成員

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幕下(まくした)

博多献上(はかたけんじょう→男の定番帯)とマフラーやコート着用が許される。畳張りの雪駄(せった→底に革を貼ったカジュアル草履(ぞうり)の一種。男性のみ)が履ける。足袋(たび→和装靴下)が履ける。

三段目(さんだんめ)

畳張りでない雪駄(せった→底に革を貼ったカジュアル草履(ぞうり)の一種。男性のみ)を履くことが許される。羽織(はおり→和装ジャケット)の着用が認められる。

序二段(じょにだん)

序ノ口(じょのくち)

 

技の種類

四十八手(しじゅうはって)

相撲における決め技の種類です。

代表の十手

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首投げ

(日本相撲協会様より引用:https://www.sumo.or.jp/Kimarite/detail/15

押し出し

(日本相撲協会様より引用:https://www.sumo.or.jp/Kimarite/detail/15

上手投げ

(日本相撲協会様より引用:https://www.sumo.or.jp/Kimarite/detail/15

うっちゃり

(中日新聞様より引用:https://plus.chunichi.co.jp/blog/sugiyama/article/289/5277/

とったり

(JIJI.COM様より引用:https://www.jiji.com/jc/p?id=20220714184804-0042355351

吊り出し

(JIJI.COM様より引用:https://www.jiji.com/jc/d4?p=brt012-jlp12530077&d=d4_spo

はたきこみ

(日本相撲協会様より引用:https://www.sumo.or.jp/Kimarite/detail/66

二丁投げ

(日本相撲協会様より引用:https://www.sumo.or.jp/Kimarite/detail/17

寄り切り

(日本相撲協会様より引用:https://www.sumo.or.jp/Kimarite/detail/5

下手投げ

(日本相撲協会様より引用:https://www.sumo.or.jp/Kimarite/detail/9

世界の相撲

世界中に組み相撲は存在しています。

モンゴル

ブフ

(住友商事グローバルリサーチ様より引用:https://www.scgr.co.jp/globalnetwork/asia/2016122821897/

古来より行われている。

弓を射ること、馬を早く走らせること、力強く組み合う事の3種類を鍛えることから派生したそう。

 

韓国

シルム

(SEOUL NAVI様より引用:https://www.seoulnavi.com/special/5001562

土俵はなく、組み合った状態から投げ合う。

 

セネガル

セネガル相撲

(NIKKEI STYLE ナショジオ旅・風景様より引用:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO45014860Q9A520C1000000/

セネガルでの人気スポーツ。野外にある大きな円形の土俵で、相手の膝か背中を付けたら勝ち。他の相撲と違い素手の打撃が認められます。

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これにより外国力士誕生の土壌が出来ているといえます。

力士の服装

一般の人より体が大きい為、工夫がなされます。

肩に継ぎ(つぎ→生地を継ぐ)を入れているのは、通常の反物幅では作れないためです。

(静京様より引用:https://sizukyou.com/2019/01/19/sewing-repair-women-to-men/

 

アンティーク着物はじめました。

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アンティーク着物はじめました。

2、楽しみ方

事前

チケットの買い方

サイト予約か、コンビニ、チケットぴあ

 

たまり席

(日本文化の良さや魅力を解説!日本ぶんか村様より引用:https://nihonbunkamura01.com/sumo-ticket/

通称、砂かぶり席といい、審判のすぐ後ろの座布団席。

食事や飲み物が持ち込めないようです。

相場:約15000円

 

ます席

(NationalStadium-Tours様より引用:https://nationalstadium-tours.com/?overview=20778

たまり席の後ろで、1階の座布団席です。

正方形の形に仕切られ、約4人分の座布団スペースです。

飲食自由です。

相場:8列目までが約12000円

12列目までが約11000円

15列目までが約10000円だそうです。

 

いす席

(国技館で相撲写真様より引用:http://sumo.smileandp.com/ready/sheet/

2階にある1~13列目までの席です。

相場:6列目まで約9000円

11列目までは約5000円

13列目までは約4000円

 

自由席

(RENA STYLE様より引用:https://renarena-z.com/osumokyusyu2019

14列(最後の列)

当日券で朝から並ぶと買えます。

相場:約2000円

当日・スケジュール

8時25分から前相撲

8時35分序ノ口幕下

12時50分から新庄市末広

14時15分十両土俵入り十両取組

15時40分幕内土俵入り

16時20分幕内取組

17時15分三役揃い踏み千秋楽のみ

18時弓取り式

19時夕食和食屋さん 予約しておく

相撲談義

 

特徴的な行動

座布団の舞(ざぶとんのまい)

(朝日新聞様より引用:https://www.asahi.com/sports/gallery/100205asasyoryu/asasyoryu25.html

格下力士が横綱に勝つ大金星を上げた時に、観客が土俵に向かって座布団を投げることです。

波乱が起きた事の表現方法のようです。

 

懸賞(けんしょう)

(相撲部屋.link様より引用:https://sumoubeya.link/tips/kenshou/

勝利した力士に与えられる金銭の事で、取組前に懸賞旗(けんしょうばた→スポンサーの宣伝が描かれた旗)を持った人が土俵をぐるっとまわります。

懸賞が多いほど、旗を持った人の列は長くなります。

 

化粧廻し(けしょうまわし)

(日本相撲協会様より引用:https://www.sumo.or.jp/IrohaKnowledge/glossary_rikishi_keshomawashi

儀式用の廻し(まわし)です。土俵入りする力士と弓取式をする力士が締められます。

後援者から送られ、主につづれ織り(つづれおり→高級絹織物。)か博多織(はかたおり→男の帯産地で有名な織物)だそう。

房の色は紫のみ使用者が限定されます。{横綱(土俵入りの際のお供も)、大関経験者}

ちゃんこ

 

軽食

 

グッズ

 

手形

 

服装

冬・袷(あわせ→裏地付きの着物)

羽織(はおり→和装ジャケット)

紬(つむぎ→手で紡いだ糸で作るカジュアル生地)

ライトグレー

着物

紬(つむぎ→手で紡いだ糸で作るカジュアル生地)

ダークグレー

角帯(かくおび→一般的な長方形の帯)

博多献上(はかたけんじょう→男の定番帯)

グレー

履物

草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)

グレー

足袋(たび→和装靴下)

羽織紐(はおりひも→羽織の前面につく紐)

丸組(まるぐみ→円柱状に組んだ組紐)

夏・薄物(うすもの→裏地がなく、透ける涼しい着物)

着物

絹紅梅(きぬこうばい→夏用の着物生地、上等な浴衣にも使われるスケスケな生地)

深緑

角帯(かくおび→一般的な長方形の帯)

博多献上(はかたけんじょう→男の定番帯)

履物

草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)

グレー

足袋(たび→和装靴下)

帽子

カンカン帽

 

 

取り入れスタイル

 

アンティーク着物はじめました。

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アンティーク着物はじめました。

3.ポイント

・力自慢の取っ組み合いから競技化した。昔は占いの儀式的意味があったため、取組前にもいろいろ儀式的な動きがある

・ルールは土俵に足の裏以外をつかせた方の勝ち。世界中に似たスポーツがある

・一年を通し全国興業を行なっており、大きく東京・名古屋・大阪・九州

・スケジュールは早く、8時頃入場から18時ごろまで。売店があり楽しめる。独自階級があり、階級の低い者から取組がはじまる

・席はたまり席、ます席、イス席、自由席とある

・服装は白足袋にしたい

 

以上,男の和服着物の大相撲でした。

毎年、東京・大阪・名古屋・博多など地方でも多く興行しています。

見る機会があれば(当日券なら)数千円で見れますので試しにご覧下さい。

和装で大相撲も、落語と同じくレギュラー化させたいですね。

文化
力士の浴衣は毎年趣向が凝らされておりますね

ライン@のアカウント変更しました!(2021年2月13日)

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