関西では、阪急百貨店さんの催事として「プレイキモノ」という楽しいイベントが開催されています。(2017年現在)
男の和服着物にも力をいれており、嬉しい企画が沢山あります。
今回、こちらに伺ってみましたのでお出掛けレポートとしてお伝えします。
このような、コンセプトに「共感」出来るイベントでは、同士とも言うべき仲間を見つけられるかもしれません。
アンティーク着物はじめました。
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アンティーク着物はじめました。
ライン@のアカウント変更しました!(2021年2月13日)
要点だけであれば3.ポイントを御覧下さい
1、イベント内容 目的・コンセプト
〈イベント内容〉
2017年9月に約2週間ほど、大阪阪急百貨店(うめだ本店)で行われた着物ビッグイベントです。
吹き抜けの広々とした大階段前で、今までに見た事が無いディスプレイの展示がされていました。
10店舗ほどのブースがあり、普通の呉服屋さんが開催する展示販売会(畳を敷いて、着物を並べる古典的な会)ではなく、全国でも超有名な着物屋さん、小物屋さん、着付師さんなどが奇跡的に集まる楽しい会でした。
1週間毎に、出店するお店が交代しており、期間中は2度楽しめるような工夫をされていました。
イベントの趣旨と特徴は後で話しますが、印象的なものとして洋服系の出演者さんを巻き込んでいたり、敷居の低いカジュアル着物に特化している点など、比較的若い洋服層に訴えかける企画が目立ちました。
「和服着物をもっと楽しんで欲しい」という企画者さんの意図はしっかり伝わり、阪急百貨店さんのお客様(偶然立ち寄った方)の意識を大きく変えているのを感じました。
〈目的・コンセプト〉
合言葉は「#playkimono」。
着物にはルールがあり難しいイメージがあります。一歩踏み出して袖を通してみると、独特の高揚感があります。
そう、着物は、着るもの。そして着るものは、遊び、楽しむもの。
プレイキモノでは、きものアルチザン京都メンバーのそれぞれが持つ歴史や伝統、技術に基づき、現代のきものシーンにも通用する自由なセンスでアレンジした遊び方・着こなしなど、新しい着物の常識を提案できたと自負しています。
(引用元:阪急百貨店 プレイキモノ公式サイト )←2020年現在削除されておりました。
※許可を頂いて撮影しております。
2、イベント詳細、体験・感想
〈イベント詳細〉
約10個程のブースに分かれており、男着物コーナー、小物(たかはし着物工房さんなど)コーナー、キモノモダンさんなど、堅苦しさは一切無い、トレンド最前線の打ち出しを楽しめました。
特に目を引いたのは商品ディスプレーで、一般的な橦木(しゅもく→呉服屋さんによくある、巻物を垂らす什器)や衣桁(いこう→着物の形を幕のように展示する什器)といった什器を使わない、遊び場感覚な魅せ方が上手でした。
〈象徴的オブジェ〉
オブジェのような象徴的な什器(じゅうき→用品)がありました。
会場の真ん中にある木材で出来たジャングルジム什器(じゅうき→用品)です。
ここに着物や反物(たんもの→巻き物)を飾っており、
こんな魅せ方もあるんだと感心しました。
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〈男着物コーナー〉
京都きものアルチザンさんがプロデュースされてらっしゃる事もあり、
京都の「物づくりに対する本気度」を感じます。
しっかりと男着物コーナーを常設され、米沢紬や西陣御召などを中心にドレッシーな大人カジュアルを提案されていました。
イメージをディスプレイや写真などで上手く伝えており、洋服好きな男性(恐らくセレクトショップに通う男性)には抵抗なく魅力が伝わったと思います。
〈印象・感想〉
吹き抜けになっており、とにかく開放感があって広い印象を持ちました。
普通の(着物の)展示会では味わえない感覚です。
着物本来の楽しさを全面に打ち出したイベントという印象を持ちました。
会全体を見終わっての感想は、他のビッグイベントにはない感覚である
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・男着物の比率が高い
・洋服感覚の意識が高い
2つが上げられました。
恐らく、企画者さんが「着物を楽しむ」キーワードは「カップルで洋服感覚」と捉えている為では?と推測します。
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3、ポイント
・2017年の9月に開催された阪急百貨店、プレイキモノというイベントに伺った
・従来の着物イベントの概念を覆す試みが楽しく、しっかり男性の和服着物コーナーも展開されていた
・吹き抜けの開放感のある会場には10個程のブースがあり、真ん中にはジャングルジムをイメージさせる什器(じゅうき→用品)が置かれていた
・男性の和服着物コーナーでは、米沢紬(よねざわつむぎ)、西陣御召(にしじんおめし)を中心とした大人ドレッシーカジュアルが提案されていた
・まさに和服着物を着て遊びに行くべきビッグイベントだった
以上、男の和服着物のプレイキモノでした。
東の着物ビッグイベントである「きものサローネ」に匹敵する素敵なイベントでした。
これからも新しい提案をされると思いますし、メンズ着物の展開も注目ですのでぜひチェックしてみて下さい!
私自身、男の和服着物のイベントはぜひ開催したいと思っていますが、プレイキモノさんの「洋服層に訴えかける企画」は参考にしたいと思います。
ライン@のアカウント変更しました!(2021年2月13日)
文化bunka◉着物モッズ【独創的な男の和服着物の研究家】