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【男の和服着物の裏着物】初心者のファーストステップ!裏着物とは?

更新日:

初心者さんにも最初のステップは裏着物(うらきもの→家着物)からスタートするのがオススメです。

なぜなら、和服着物にトライしにくい理由の一つである「他人の目」が無いからです。

ここでは、

「家の外で着る物」を表着物(おもてきもの・外出着物)

「家で着る物」を裏着物(うらきもの・家着物)

と定義し、初心者さんの為の裏着物レッスンをお伝えします。

一緒に見ていきましょう。

 

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文化
お急ぎの方

要点だけであれば3.ポイントをご覧下さい

1、種類

家着物の構成

・着物

ワンピース型の着物

・帯

角帯(かくおび→一般的な長方形の帯)

兵児帯(へこおび→布製のお洒落帯)

男性の帯は主に2種類あります。

その他、こし紐(こしひも→帯の下に締める紐)。

・上着(防寒用)

どてら(または丹前)

綿入り半天(はんてん→簡易な替え羽織)

・履物(室内用)

室内用草履

・足袋(たび→和装靴下)

靴下(洋服用の靴下)

足袋(たび→和装靴下)

足袋ソックス(足袋型の靴下)

 

以上が裏着物(うらきもの→家着物)の和装構成です。

それぞれの詳細を書くと

↓↓↓

着物

長着(ながぎ→通常の着物の事)

ウールや木綿の着物。

 

浴衣(ゆかた)

夏の花火大会でよくお召しになる簡易的な着物になります。

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帯(おび)

角帯(かくおび)

一般的によく使う帯です

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兵児帯(へこおび)

主にリラックス用で、お洒落カジュアル向けです。

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こし紐 

通常は帯の下に〆る固定紐ですが、裏着物(家着物)では簡易的な帯に代用してしまいます。

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男締め(おとこじめ)

男締め(おとこじめ)と呼ばれる物で、こし紐と同じ役割をします。

裏着物(家着物)では、これも帯の代用としても良いです。

こし紐、男締め(おとこじめ)どちらか一つあればOKです。

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ベルト

通常は和服では使わない洋物です。

裏着物(うらきもの→家着物)では、生活に着物を融合させるために帯の代用として使います。

浴衣は家にあるけど、帯がない方にはぜひオススメです。

こし紐か、男締め(おとこじめ)の上に締めても良いですが、見苦しいのでベルト一本でも可能です。

上着

 

どてら

浴衣(ゆかた)・着物の反物・生地の通販ショップ 堀田(ほった)【浴衣生産量日本一の浜松の浴衣反物専門店】様より引用:

https://hotta.shop-pro.jp/?pid=127858149

まるでダウンジャケットのように綿(わた)が入った着物です。

真冬に室内で着用します。

空気の層がとても暖かいです。

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綿入り半天(わたいりばんてん)

綿(わた)が入った羽織物(はおり→和装ジャケット)でチャンチャンコとも言ったりします。

洋服を着用していても、防寒の為に上から羽織る事も多く見られます。

軽くて暖かいです。

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履物

足袋(たび)

和装用靴下です。

五本の指の内、親指の部分だけが分かれており、履物が履きやすいです。

素材は主に綿で、冬用として裏底だけ起毛したネル(ネル素材)になった物もあります。

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足袋ソックス

伸縮性のある化繊で作られた、伸び縮みする足袋型の靴下です。

柔らかいので気軽に履けます。

ただし、草履(ぞうり→和装サンダル)を履くと多少滑ります。

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室内草履

家中で履ける草履です。

底が柔らかい素材(床を傷つけない為)になっていたりします。

草履の表台が畳になっている物もあります。

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肌着

肌襦袢(はだじゅばん)

肌の上に直接着る、綿の半袖着物です。

見た目は甚平(じんべい)の上着のようです。

下着なので、主に白い物が大半です。

 

ステテコ

パンツ型の肌着です。

主に木綿で出来ており、快適な下半身用肌着です。

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裾除け(すそよけ)

下半身の巻きスカート状の物です。

着物の下半分のようなイメージで、下半身に巻きつけて使用します。

ステテコの代わりに使う事が多いです。市販の殆どが女性用です。代用する方が多いです。

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その他

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Tシャツ

代用としてのTシャツです。

タンクトップ

代用としてのタンクトップです。

腹掛け(はらかけ→江戸時代の職人の労働着)

代用としての腹掛けです。

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シャツ

代用としてのカッターシャツです。

タートルネックニット

代用としてのニットです。

スウェットパーカー

代用としてのパーカーです。

 

褌(ふんどし)

和装パンツです。

長方形の布で下半身に巻きつけるタイプです。

六尺褌(ろくしゃくふんどし)と越中褌(えっちゅうふんどし)の2種類があります。

おすすめは越中褌(えちゅうふんどし)です。好みにもよりますが、ボクサーブリーフ代用でも構いません。

 

関連記事 >>【男の和服着物の褌】長方形の布で作られた健康パンツ!2タイプとは?

関連記事 >>【男の和服着物のフィットネス】着物アイテムを使った4つの手法とは

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2、楽しみ方、季節とコーデ

基本コーデ

正統派

・浴衣+帯(帯好みで変更可)

地が黒っぽい物が良いです。

リラックス派

肌襦袢+裾除け(帯無し)

私が提唱しているスタイルになります。

部屋着での寛ぎにおいて、帯無しは非常に有効です。こちらは本来下着である肌襦袢(はだじゅばん→着物の肌着)と裾除け(すそよけ→着物の下半身肌着)を外着用にアレンジしたものです。

季節別(春夏秋冬)

春・秋

少し涼しい時

木綿の着物(好みによってウール)+腰紐+T シャツ

 

少し暖かい時

浴衣+帯

クーラーを付けるかにもよりますが、浴衣が主流です。

素材を麻などの夏素材にすると良いでしょう。

クーラーをつけない場合は浴衣姿自体が暑過ぎるので、半袖の肌襦袢(はだじゅばん→着物の肌着))がオススメです。

 

浴衣+腹掛(はらかけ)or タンクトップ

浴衣+Tシャツ

浴衣+シャツ

浴衣+ 肌襦袢 上半身脱ぐ

肌襦袢+裾よけ

肌襦袢+半股引(はんだこ)

 

肌襦袢+メッシュ裾よけ

 

袖なし肌襦袢+裾よけ

 

浴衣+端折る(はしょる)

近所歩き 下駄草履

基本コーデ(ウール・木綿着物)+上着

※上着は主に綿入り(わたいり→ダウンジャケットのように、防寒用に綿を入れている物)のどてらや、半天(はんてん→簡易型の羽織・カジュアルジャケット)を。

 

※注意

着崩れに対する見解

裏着物(うらきもの→家着物)を始めるにあたって、そこまで神経質にならない事が重要です。

基本的にはシワやゆとりがある方が着やすいです。

江戸時代も、日常に来ていた着物はシワと緩みで構成されていたと言います。

キレイに着ようとせず、自分自身が楽だと感じる着方を探してみましょう。(慣れてくると、着姿が自然とまとまって来ます)

 

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3、ポイント

・初心者さんにとって、最初のスタートは裏着物(家着物)がオススメ

・ 裏着物(家着物)は着物、帯、上着、靴下、室内履物等で構成される

・ 基本的なコーディネートは、着物・浴衣と帯、肌襦袢(はだじゅばん→着物の肌着)と裾除け(すそよけ→着物の下半身肌着)。寒い時は綿入りの半天(はんてん→簡易な替え羽織)、着物(もしくは浴衣)と帯

・着崩れに対し、過剰に反応しないのがコツ。自身が楽だと感じる着方を探す

 

以上、男の和服着物の裏着物(家着物)でした。

家で着る裏着物(家着物)は初心者さんの心のハードルを下げるとともに人の目が無い分、純粋にご自身の好みや感覚を解放します。

着物好きな方は「着物で外出」をオススメする方が多いですが、まずは「家で着物」、「外で洋服」という二重生活が突破口になるような気がします。

昭和30〜40年代の日本のようですね。

また、裏着物(うらきもの→家着物)は本当にその方に合ったスタイルが出来上がる可能性が高いので、ベテランさんも試す価値ありですね。

文化
肌感覚で和装が浸み込んできますよ

 

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