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【男の和服着物の体型別調整法】あなたは細型?注目すべき6点とは!

更新日:

皆さん、自身の体型に合わせた着付けや寸法に困っています。

一般に販売されている本や、ウェブ記事には「一般的な着付けとコーディネート」が載っています。

あなたはそれぞれ体型は違いますので、求められているのは「体型別の微妙な具合い」です。

今回は、この微妙な具合いについてお話ししたいと思います。

一緒に見ていきましょう。

※基本、裏着物(うらきもの→家着物)から始められる初心者さんは今覚える必要はありません。

また、私は和裁士さんでは無いので

正しくはお仕立て処でお尋ね下さい。

結論

・ 体型別によって 仕立ての際、気を付ける事があります

・ 細い、太い、背が高い、背が低い、手が長い、肩幅がある、マッチョ等が考えられます

・主に、抱き幅(だきはば→胸の幅)、身幅(みはば→体の横幅)、内揚位置(うちあげいち→胴回りにある縫い目。生地が折り畳んで縫い閉じている)、肩幅(かたはば)、袖幅(そではば)を調整します

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文化
お急ぎの方へ

要点だけであれば3,ポイントをご覧下さい

1、タイプ別傾向、種類

 

体型別5種類11タイプ

↓↓↓

 

全体的(身体)特徴

細い、マッチョ、太め

 

 

身長的特徴

高い、低い

 

 

腕の長さ特徴

長い、短い

 

 

肩幅の特徴

広い、狭い

 

 

胸板の特徴

厚い、薄い

 

 

不具合の感想としては

 

1.ぶかぶか

2.短い

 

2、タイプ別対策

まず、注目すべきは以下の6点です。

↓↓↓

身幅(みはば→体の横幅、図でいうと前幅、衽幅、後ろ幅など

15.抱き幅(だきはば→胸の幅)

14.内揚げ(うちあげ→胴回りにある縫い目。生地が折り畳んで縫い閉じている)

5.肩幅(かたはば→肩の長さ)・6.袖幅(そではば→袖の長さ)の比率

袖丈(そでたけ→袖の縦長さ、図では番号なし

13.褄下(つました→衿下の長さ。いわゆる足の長さ的な物)

 

参考

和の文化に興味がある『あなた様』が

自由にお使いできるメンズ着物寸法表となります。

ぜひ活用してください。

 

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※注意

こちらの寸法はあくまで参考数値です。

正確にはお店の方にお尋ね下さい。

全体的特徴

細い

オーダーしても胸元のダボつきが目立ちがちです。

 

対策

抱き幅(だきはば→胸の幅)の指定

それでも駄目なら着物パッドで補正します。

マッチョ

筋肉

基本的に男の和服着物は似合う体型です。

あまりに上半身が立派だと、胸元が開きがちです。

 

対策

抱き幅(だきはば→胸の幅)

身幅(みはば→体の横幅)の指定

衿止めの使用

太め

基本的に男の和服着物は似合います。

身幅(みはば→体の横幅)が気持ち足りなくなったり、

お腹の具合によってはマッチョタイプと同じく、胸元が開きがちです。

 

対策

抱き幅(だきはば→胸の幅)の指定

身幅(みはば→体の横幅)

衿止めの使用

衿止めの使い方はこちら

↓↓↓

関連記事 >>【男の和服着物の着方】6つの着付けから3つの裏技までを大公開!!

 

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身長

身長が高め

身長180cm以上だと、特殊な反物(たんもの→巻き物)でしか長さが足りない恐れがあります。

身長が高くなると同時に比例する

「足の長さ」

「手の長さ」

「バランス」に注意。

 

対策

身丈(みたけ→着物の縦長さ)注意

内揚げ(うちあげ→胴回りにある縫い目。生地が折り畳んで縫い閉じている)の位置指定

褄下(つました→衿下の長さ。いわゆる足の長さ的な物)の指定

袖丈(そでたけ→袖の縦長さ)の指定。少し長めに。

裄(ゆき→腕の長さ)比例して長く

身長が低め

昔の日本人も今より身長は低めでしたので、そこまで影響はなく、むしろ仕立てやすいと言えます。

気をつける所といえば、身長が高めのパターンとほぼ同じです。

反物(たんもの→巻き物)が足りなくなる事はないので、身丈(みたけ→着物の縦の長さ)と裄(ゆき→手の長さ)は気にしなくても良いです。

 

対策

内揚げ(うちあげ→胴回りにある縫い目。生地が折り畳んで縫い閉じている)の位置

袖丈(そでたけ→袖の縦長さ)の指定。少し短めに。

褄下(つました→衿下の長さ。いわゆる足の長さ的な物)の指定

腕が長め

腕が長いと裄(ゆき→手の長さ)が足りなくなりがちです。

しかし、日常着として着るなら少し短めの方が動きやすいです。

 

対策

裄(ゆき→腕の長さ)の

肩幅(かたはば→肩の長さ)と

袖幅(そではば→袖の長さ)とのバランス指定(場合によっては反物では作れない)

腕が短め

昔の日本人と同じく、身長に応じて短くなりがちです。

そんなに気にならないと思います。

 

対策

普通に仕立てるだけ

肩幅

肩幅が広め

同時に裄(ゆき→手の長さ)も長くなりがちなので、もしあなたが細身なら胸元がダボつきがちです。

 

対策

肩幅通りに作ると仕立ての際、不具合が起きるので肩幅を狭く仕立てる

{裄(ゆき→腕の長さ)も長い方が多く、そちらも考慮する}

抱き幅(だきはば→胸の幅)も考慮する

それでも胸元がダボつき衿元もはだける場合、衿止め(えりとめ)で対応します。

肩幅が狭め

特に問題はないと思います。

 

対策

極端に狭くなければ気にしない。

胸の厚み

胸が厚め

特に問題ないと思います。

男の和服着物が似合う体型ですね。

 

対策

着物の構造に合っているシルエット。

特に気にする事も無い。

胸の厚みが薄め

胸元がダボダボになりがちです。

 

対策

抱き幅(だきはば→胸の幅)を少し調整し、上半身にある布が余りブカブカにならないようにする。

それでも駄目なら、着付け用パッドを使用してみます。

また、衿止め(えりどめ→衿を固定する小道具)を使う事で胸元のはだけは調節出来る。

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※注意

こちらの寸法はあくまで参考数値です。

正確にはお店の方にお尋ね下さい。

 

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3、ポイント

結論

・ 体型別によって 仕立ての際、気を付ける事があります

・ 細い、太い、背が高い、背が低い、手が長い、肩幅がある、マッチョ等が考えられます

・主に、抱き幅(だきはば→胸の幅)、身幅(みはば→体の横幅)、内揚位置(うちあげいち→胴回りにある縫い目。生地が折り畳んで縫い閉じている)、肩幅(かたはば)、袖幅(そではば)を調整します

以上、男の和服着物の体形別着こなしでした。

初心者さんが一番多くお召しになる機会が多いのが浴衣です。

市販の浴衣は既製品が殆どなので、こういった体型別の対応がし難いのです。(結構、浴衣に対してブカブカの印象を持ってらっしゃるのではないでしょうか。)

可能であれば反物(たんもの→巻き物)から誂え、更に部分的な調整をする事で見違えます 。

お試し頂いて、ご自身だけの一着を手に入れて下さい。

文化
部分調整すれば、体型は個性であり、武器となります

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