アジアが生んだ衣服形態に日本文化を落とし込んだ男の和服着物は、西洋の洋服とは違ったアプローチで構成されています。
このアプローチや考え方は、過去の日本で作られた書物や絵画からでも感じる事が出来ます。
今回は男の和服着物モッズの必読書、必見絵画を選んでみました。
一緒に見ていきましょう。
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ライン@のアカウント変更しました!(2021年2月13日)
要点だけであれば3,ポイントをご覧下さい
1、種類
文学
和を感じる文学
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・源氏物語(げんじものがたり)
(あらら本店様より引用:https://bungakubu.com/umegae-genjimonogatari/)
時期:平安時代
作者:紫式部
厚み:54帖(じょう→本の単位らしい。原稿用紙2400枚位だそう)
内容:主人公の光源氏を通して平安貴族の恋愛・栄光・没落などを描いた大作
見どころ:日本文学史上、最高傑作と言われる心理描写
・奥の細道(おくのほそみち)
(ベネッセ教育情報様より引用:https://benesse.jp/contents/history/okunohosomichi/)
時期:江戸時代中期
作者:松尾芭蕉
厚み:?
内容:俳句が多数読まれている紀行文学。江戸から東北・北陸を通り美濃(岐阜)の大垣までの旅行記。
見どころ:「旅行記の面白さ」と芭蕉の「表現を凝縮した俳句」
・万葉集(まんようしゅう)
(足利経済新聞様より引用:https://ashikaga.keizai.biz/headline/137/)
時期:7世紀後半~8世紀後半
作者:不明
ジャンル:和歌集
厚み:全部で4500の和歌が収録
内容:日本最古の歌集です。
見どころ:日本最古の和歌集で、飾らない素朴な表現
・古事記(こじき)
(日本文化研究ブログ様より引用:https://jpnculture.net/kojiki-nihonshoki/)
時期:奈良時代
作者:太安万侶(おおのやすまろ)編選
厚み:3巻(上・中・下)
内容:日本の始まりから推古天皇までの神話や伝説、出来事。
見どころ:日本最古の歴史書。
・日本書紀(にほんしょき)
(國學院大学メディア様より引用:https://www.kokugakuin.ac.jp/article/190286)
時期:奈良時代
作者:複数
厚み:?
内容:日本の始まりから持統天皇までの神話や伝説、出来事。
見どころ:古事記の8年後。日本の神話
・古事記伝(こじきでん)
時期:江戸時代
作者:本居宣長(もとおりのりなが)
厚み:44巻
内容:歴史書である事記(こじき)の註釈書(ちゅうしゃくしょ→解説書)
見どころ:後の古代文学研究の基本書
・土佐日記(とさにっき)
(村田金箔様より引用:https://murata-kimpaku.com/news/tosa-diary/)
時期:平安時代
作者:紀貫之(きおつらゆき)
厚み:?
内容:土佐から京都に帰る途中に起きた出来事の日記文学
見どころ:初めて仮名文字で書かれた作品
絵画
浮世絵・絵画
・琳派・風神雷神図(りんぱ・ふうじんらいじんず)
(This is media 様より引用:https://media.thisisgallery.com/20199441)
時期:江戸時代
作者:俵屋宗達(たわらやそうたつ)、尾形光琳(おがたこうりん)、酒井抱一(さかいほういつ)
内容:風と雨をもたらす風神と雷を起こす雷神の一対の絵
見どころ:古代から扱われている風神と雷神のモチーフの最高傑作
・富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)
時期:江戸時代
作者:葛飾北斎(かつしかほくさい)
内容:全46図の富士山をテーマにした版画
見どころ:名所絵という人気ジャンルの先駆け。浮世絵の代表作品
・東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)
(japaaan magazine様より引用:https://mag.japaaan.com/archives/35720)
時期:江戸時代
作者:歌川広重(うたがわひろしげ)
内容:東海道の宿場町をテーマにした版画
見どころ:西洋の構成表現を取り入れている名所絵の確立
・三世大谷鬼次の奴江戸兵衛(さんせいおおたにおにじのやっこえどべえ)
(東京国立博物館様より引用:https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=A10569.471)
時期:江戸時代
作者:東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)
内容:役者が敵役に襲いかかる勢いを表現した図
見どころ:役者絵の最高峰。デフォルメを多用した強烈な印象
・相馬の古内裏(そうまのふるだいり)
(東京富士美術館様より引用:https://www.fujibi.or.jp/our-collection/profile-of-works.html?work_id=91640)
時期:江戸時代
作者:歌川国芳(うたがわくによし)
内容:山東京伝の本を題材にした、巨大ガイコツと対峙する武者
見どころ:ホラー映画のようなスケール感と強い男の表現
2、読み方・見方
書物
読み方
本で手に入れる・出来るだけ持ち運び可能な小ささが望ましいです。
アマゾンのKindle本(きんどるぼん→デジタル本。スマホに入れられいつでも読める)は便利です。
(中古OK。図書館で借りると、基本2週間しか借りられず不向きです)
↓
1年を目安に読む。
(長編なので挫折し易い)
↓
隙間時間に読む習慣を付ける。
(エレベーター待ちなど活用できるなら、スマホでダウンロードも可)
オススメ書物
文学3点
・万葉集(まんようしゅう)
(足利経済新聞様より引用:https://ashikaga.keizai.biz/headline/137/)
・源氏物語(げんじものがたり)
(あらら本店様より引用:https://bungakubu.com/umegae-genjimonogatari/)
・奥の細道(おくのほそみち)
(ベネッセ教育情報様より引用:https://benesse.jp/contents/history/okunohosomichi/)
補助ツール
・オーディオブック(スマホアプリ。音声読書)
もしランニングやウォーキングが習慣でしたら、ながら読書ができます。
※注意
イヤホンで両耳塞ぐと周りの音が聞けず危険なので、気をつけて下さい。
・漫画
文学作品も漫画で出版されていたりします。
挫折防止の為、先にあらすじを押さえる方も見えます。
絵画
ポイントは、極力「現物を見て感じる機会」をつくりだす事です。
見方
図鑑
図鑑をネットで調べる
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図書館に出向き、職員さんに相談する
↓
取り寄せをお願いする(鑑賞のポイントの解説本も同時に予約)
↓
約2週間、ゆっくり眺める(最延長も一回だけできるようです。)
※注意
購入するにはあまりにも高額な図鑑(5万~10万円!)も存在しますが、図書館では取り寄せが可能です。
ぜひ司書さんに相談してみましょう。
美術館
・続いて「現物を見られる機会」を作ります
美術館の展示会をチェック
↓
お近くでご覧になれる機会に行く
↓
現物に対面
オススメ絵画
絵画3点
・琳派・風神雷神図(りんぱ・ふうじんらいじんず)
・富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)
・東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)
番外編
文豪の和服着物姿
幸田露伴(こうだろはん)
(近代日本人の肖像様より引用:https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/6350/)
芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)
(近代日本人の肖像様より引用:https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/224)
太宰治(だざいおさむ)
(近代日本人の肖像様より引用:https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/4149)
川端康成(かわばたやすなり)
(近代日本人の肖像様より引用:https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/6086)
泉鏡花(いずみきょうか)
(近代日本人の肖像様より引用:https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/230)
森鴎外(もりおうがい)
(近代日本人の肖像様より引用:https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/342)
三島由紀夫(みしまゆきお)
(婦人画報様より引用:https://www.fujingaho.jp/culture/g31966709/fujingaho115-culture-200402/)
3、ポイント
・男の和服着物を学ぶという意味でも 日本の書物で古典を読む意味があります
・代表的なものとして和歌集、 物語、 絵画など
・文学は長編が多いので 図書館で借りるというより中古本などで購入されると良いです。絵画図鑑などは高額なものが多く、図書館を利用するのが良いです。
・小型の文庫本、あるいはデジタル書物、オーディオブック、漫画など補助ツールなども揃っています
・番外編として文豪の和服着物も参考になります
以上、男の和服着物の課題図書でした。
日本文学や絵画などから感じられる「和」を吸収して頂くのはもちろんの事、
これらの作品から、
人間は昔から何も変わらないという普遍性も感じられますね。
ライン@のアカウント変更しました!(2021年2月13日)
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