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【男の和服着物の仕立て見分け方】確認すべき6か所と4つのポイント

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よく着物初心者が、仕立ての良さについて考える事があると思いますが、

縫製(ほうせい)に関する知識はなかなか手に入りません。

どこのポイントを見れば、簡単に判断出来るのか?

解説していきます。

一緒に見ていきましょう。

 

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着心地を左右する仕立は、ぜひ判断出来るようにしましょう

1、 確認する部分

 

袖付け(そでつけ)

袖と身頃(みごろ→胴体部分)との縫い目です。

裾(すそ)

裾の線(裾の下のライン)

ハ掛け(はっかけ→着物の裏地で、裾の部分に使います)と身頃(みごろ→胴体部分)との処理の仕方です。

背縫い(せぬい)

背中にある一本線です。

脇線(わきせん)

脇の縫い目です。

剣先(けんさき⇒胸部分にある剣の形をした縫い目)

衽(おくみ→着物の前部分、名称)と衿の縫い目です。

剣先(けんさき→胸部分にある剣の形をした縫い目)の形がキレイかどうかです。

衿付け(えりつけ)

身頃(みごろ→胸部分にある剣の形をした縫い目)への縫いつけ方です。

2、確認する縫製技術

剣先(けんさき⇒胸部分にある剣の形をした縫い目)の形

綺麗な剣の形をしているか。

衿付け(えりつけ→衿の付け箇所)の技術が関係しています。

 

剣の先が細くいびつになっている。

 

見分け方

真正面から剣先(けんさき)をじっくり見ればわかります。

 

縫い線がピリピリしていないか(まっすぐ縫われているか)

※上↑の画像は衿付けの部分の物です。

真っすぐ縫われていないか、

糸しごき(縫った際、糸と生地のたるみを手でしごきながら平にする事)が足りない状態です。

背縫い(せぬい)、脇線(わきせん)、衿付け部分がなりがちです。

 

脇線(わきせん)が微妙に歪んでいる

縫い目が波打ってピリピリしている

 

見分け方

脇線(わきせん)を右手と左手で持ち引っ張り、端からみてまっすぐになっているか確認します。

また、そのままの状態でピリピリしてないかみる

 

袋状になってないか

表の生地が裏生地より少し長くなり、傍から見た時に袋状に見える状態の事です。

袷(あわせ)の着物において、裾と袖部分がなりがちです。

例、

後着姿の裾がポッコリしている

 

見分け方

着物ハンガーに掛けて裾部分、袖部分を見てみれば、多少でも袋になっていると気付きます。

ハンガーがなくても、衿(背縫い近くの衿)を右手で持って高く上げて、裾、袖の様子を見る事が出来ます。

 

留めの処理が適切か

※上↑の画像は袖付け部分の物です。

袖付け(袖の付け)の終わりの処理や、衿付け(衿の付け)終わりの処理。

特に袖付け終わりは、脇の下の人形部分(にんぎょう⇒袖の下脇部分)が

しっかり身頃(みごろ⇒胴体部分)に付いて隙間がない状態が良いです。

 

袖付け下部(人形)、身頃(みごろ→胴体)との間に穴が空いている。

 

見分け方

袖付と脇の縫い目の下部分を見ます。

脇と袖が隙間なくピッタリくっついているか?歪みが無いか確認します。

3、ポイント

・良い仕立ては着心地が良いです。

・見た目で判断出来ます。

・最近は昔と比べ、良い仕立てに出会いにくいです。

・良い仕立て屋さんを見つけておくと重宝します。

 

以上 立てる見分け方でした。

慣れると簡単に見分けられます。

一番良いのは、一度和裁(わさい→和服の裁縫)を習ってみることです。

それが面倒でも、ユーチューブ等で和裁の全貌は把握出来ると思いますので参考にしてみて下さい。

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古着を探す際にも役に立つと思います

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