真冬のお出掛けで1つは欲しいのがコートです。
1着でかなり寒さを凌げます。
今回はデザイン性も凝っており、憧れている方も多い「和装コート」について考えてみたいと思います。
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ライン@のアカウント変更しました!(2021年2月13日)
要点だけであれば、3.ポイントをご覧下さい
1.和装コートの種類と歴史
コートとは防寒、防雨の為に着物や羽織の上に着用するものです。
歴史
おそらく明治時代の洋服による影響だと思います。
ただ一説によると、和装コートは鷹匠(鷹を使った狩の人)が着ていた合羽(かっぱ)が始まりだとも言います。
種類
一般的に6種類ぐらいあります。
(女物のように衿の形で分けるともっと多いと思います)
角袖(かくそで)
袖が着物用に四角くなったコートの事です。
それ以外は洋服のコートとほぼ同じ感じです。
トンビ
通称:インバネス、二重廻し(にじゅうまわし)
英国より幕末に入ってきたようです。
シャーロック・ホームズの明治のコートと言うとわかりやすいかもしれません。
袖無しの「ノースリーブコート」の上に「マント」が付いております。
英国のインバネスコートとの違いは、背中(首?)がマントとくっついている所だそうです。
風が吹くとヒラヒラとなびきます。
雨コート(あまごーと)
(Yahoo! JAPANショッピング 京都なないろ様より引用:https://store.shopping.yahoo.co.jp/kyoto-nanairo/kco-m01.html?sc_e=syia_algdtl_org#)
防水用のコートです。
水を弾きますし、軽い防寒用としても使える。
化繊と絹(防水加工済み)の物があります。
特徴は丈が長く、泥はねを防ぐ所。軽くて薄い所。
既製品で男物が少ないので見つけたら買いです。
他にも誂える(あつらえる→オーダーする)ことも出来ます。
マント
袖が無く、上半身に上から掛ける外套です。
洋服用として使えるマントは、ルックス的にもかっこ良いです。
その他↓↓↓
洋服用のコート
通常は洋装で使われるコートを代用する事も出来ます。(ただし、袖を折り畳み窮屈ですので、袖の細い筒袖の着物に有効です。)
また、捩り袖(もじりそで)と呼ばれ、袖が斜めにカットされている洋装コートもあります。
袖の面積がある程度とってあると和装と洋装共に兼用できます。
デザインが個性的になるので洋物MIXに最適です。
※注意
トンビは腕に抱えるとすぐ落ちます。
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色
ダーク系
ほとんどのコートはダーク系が多いです。
汚れる事を考慮しているようです。
最初はダーク系で行った方が良いでしょう。
ベージュ
時々あるのがベージュ系。ただし滅多に無いのでこだわりがある方のみ。
素材
ウール
やはり王道のウールがお勧めです。
汚れも気になりにくく、価格も絹よりお手頃だし、多少の雨も気になりませんね。
絹
こだわりの生地で作りたい場合、絹が美しいです。
ただし、必ず汚れ防止加工を施しておきましょう。
使い方
羽織の上に羽織る
※注意 マナー
ご自宅に伺う時は、コートを脱いで入る。
但し、羽織はジャケットなので、お家に伺う時も脱がずにOK。
これら以外でも、洋服用デザインコートもお使い頂けます。
2.和装コートの合わせ方
使いやすいのはダークカラー。
最初は黒か紺色がオススメです。
取り入れ方も、こそっと馴染ませると○。
そして選ぶべき最初の1着としてオススメなのがウール素材のもじり袖。
最初は洋装との兼用出来た方が使いやすいです
トータルコーデ
コート
トンビ
チャコールグレー
羽織(はおり→和装ジャケット)
御召(おめし→光沢のあるドレッシーな生地)
ダークグレー
着物
御召(おめし→光沢のあるドレッシーな生地)
ダークグレー
シャツ(長襦袢の代わり)
スタンドシャツ
白
帯
角帯(かくおび→一般的な長方形の帯)
博多献上(はかたけんじょう→男の定番帯)
銀鼠(ぎんねず→シルバーグレー)
足袋(たび→和装靴下)
紺
ネル(裏起毛)
履物
草履(ぞうり→クッション入りの和装サンダル)
グレー
羽織紐(はおりひも→羽織の前面につく紐)
笹波組み(さざなみぐみ→矢羽根柄になる組み方)
紺
帽子
ポークパイ
黒
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3.ポイント
・和装コートは明治時代の洋装からの影響か、鷹匠の羽織っていた「かっぱ」が始まりと言う説があります
・種類としては大きく6種類ほど
角袖、トンビ、二重廻し、雨コート、マント、洋装用のコート
・こんな人にはこれオススメです↓↓
便利なのが好き→角袖
兼用したい→洋装もじり袖
雰囲気重視→トンビ
・素材はウール、色はダークカラーがオススメ
・ご自宅に伺うときコートは脱ぎます
・小物使いも、含め、洋物デザインでもこそっと入れます
以上、男の和服着物のコートでした。
1月・2月の外出時に重宝しますので、1着は持っておくと便利です。
比較的冬は和装がしやすいといいます。
裏着物(うらきもの→家着物)をしていて、飲み物買いにフラットと出掛ける時に羽織って行ける状態ならば、
表着物(おもてきもの→外出着物)にも移行しやすいですしね。
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